短編
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非日常
ブックマンが用事で出ているからと、ラビの部屋に誘われた。なかなか行くことがないから、ちょっとドキドキする。
「お邪魔しまーす...」
ラビが開けてくれた扉をくぐる。相変わらず本や新聞で埋め尽くされた部屋。移転していくらか整理されたとはいえ、一般の団員に比べたらはるかにごちゃついている。床にも散らばった資料に進むのを躊躇っていたら、ラビが手を取って導いてくれる。顔を見て、なぜか笑われた。
「緊張してるの?」
「ちょっと...」
「大丈夫、急に縄とか出てきたりしないさ」
「...ん?」
「冗談、ジョウダン」
ははは、と笑いながら言う言葉はあんまり安心材料にはならなかった。ベッドまで辿り着いて、促されるまま腰掛ける。ラビも隣に座ったけど、なんか緊張して顔が見られない。いつもと部屋が違うだけなのに。
紛らわすように部屋を見渡した。何語かわからない新聞、分厚い本、メモ紙の束なんかがいたるところに散乱している。大事な資料とか、ちゃんと見つかるんだろうか。
「ねぇ...大丈夫なの?」
「ん?...あぁ、大丈夫さ。本当に大事なことはぜーんぶ、こん中だから」
ラビが自分の頭をトントンと指差す。よくされる質問なのか、察しがいいのか。その仕草がちょっと格好よく見えてしまって、少し見とれた隙に体重をかけられてあっという間に押し倒された。ラビの匂いがする。
「ラ、ラビ...」
「ん?」
「するの......?」
「......男の部屋に来といて、楽しくおしゃべりするだけなんて思ってたの?」
「違うけど...その、......なんでも、ない」
もちろんそういうつもりではあったけど、見知らぬ天井と、ラビの一人部屋ではないということに少しだけ怯む。そんなあたしの思考は筒抜けらしく、ラビは頭をなでて笑った。
「大丈夫、帰ってくるときはいつも連絡してくれっから。それに、じじぃだってそんな鈍くねぇさ」
「うっ......」
完全に読まれている感じがかえって恥ずかしいんだけど、ラビはそれを逆に利用しようとしているらしい。いいのかな、そんなんで。それが伝わったのか、優しくキスを落としてきた。気持ちいい。すぐに蕩け始めるこの身体は、いいのか悪いのか。
首を舌で刺激されながら顔を横に向けたら山積みの本が目に入って、なんだかいけないことをしている気分になる。
「***、いつもよりやらしい顔してるさ」
「えっ、うそ...」
「鏡見てみる?」
「や、やだ」
「可愛いのに」
ラビの唇がまた愛撫に戻る。手首を掴まれて上の服を胸の上までたくし上げられた。頂点を噛み付くように舐められる。急性な動作になんだか無理やり連れ込まれた気分で、勝手に想像して身体が熱くなった。
大きな手が下着の中に入ってきて、指が割れ目をなぞった。思ったより濡れていたのが恥ずかしくてラビのシャツを掴む。円を描くように突起を刺激されて、下着が濡れるのを感じる。穿いて帰らなきゃいけないのに、と思えば思うほど中から液体が溢れた。見上げたらラビと目が合う。
「イケナイこと、してる気分?」
「っ......うん...」
「...オレも」
「えっ、あっ...!」
ラビの瞳に射抜かれて、あっけなくイってしまった。ぼーっとしてる間に、中途半端にひっかかった服を一枚ずつ脱がされる。ラビも裸になって、剥き出しになった大きくそそり立つそれに思わず唾を飲み込んだ。
「オレの部屋で***がこんなになってんの、すげー興奮するさ...」
余裕がなさそうに髪をかき上げるラビに鼓動が速くなる。覆い被さってくるラビの首に絡みついてキスをした。一度果てた身体は触られればすぐ熱を取り戻して、ラビを求め始める。
「ね、ラビ、ほしい...」
「うん、いいよ」
ラビがそれを覆うのを見ながら、少し脚を開く。準備を整えたラビが一気に脚を割り開いた。先を充てがわれたと思ったら、一気に奥まで貫かれる。
「っあ!......んっ、あ、あぁっ...」
「っ......***...くっ......締めすぎさっ...」
「んっ、あっ...だって、きもち、いっ......ラ、ビっ...」
「***、可愛い...」
キスをしながら、何度も突き上げられる。奥に当たる度に背中がしなって、もっと欲しくて腰が浮いてしまう。広い胸が全部受け止めてくれて、離したくなくて腕でも脚でもラビを締め付ける。
「***、も、出そっ......」
「んっ、だ、してっ...」
ラビがあたしを抱き締めてくれる。奥にぐっと押し込んで、全部を注ぎ込むように欲を吐き出すのを感じた。
―――――――――――――――――――――――
中からラビが引き抜かれて、それと一緒にあたしの中からも液体が溢れ出る。シーツが濡れているのを感じながらしばらく天井を眺めていたけど、ここがラビの部屋だと思い出してはっとする。
「ご、ごめん、ベッド......」
「ん...?別にいいさ。それより、こんなに感じてくれたと思ったらすげー嬉しい」
髪をぐしゃぐしゃにして頭をなでられる。ラビが本当に嬉しそうな顔をしていたから、少し安心した。
「ね、ラビ」
「んー?」
「好き」
「ん、オレも好き」
広い胸に飛び込む。いつまでもこの腕に抱かれていたいと思いながら、少しの間だけ目を閉じた。
(このまま寝るのちょっと怖いから、あたしの部屋行こ...)
(何で?いいものあるのに)
(えっ、そしかして縄......?)
(...違うけど、面白いから黙っとこ...)
ブックマンが用事で出ているからと、ラビの部屋に誘われた。なかなか行くことがないから、ちょっとドキドキする。
「お邪魔しまーす...」
ラビが開けてくれた扉をくぐる。相変わらず本や新聞で埋め尽くされた部屋。移転していくらか整理されたとはいえ、一般の団員に比べたらはるかにごちゃついている。床にも散らばった資料に進むのを躊躇っていたら、ラビが手を取って導いてくれる。顔を見て、なぜか笑われた。
「緊張してるの?」
「ちょっと...」
「大丈夫、急に縄とか出てきたりしないさ」
「...ん?」
「冗談、ジョウダン」
ははは、と笑いながら言う言葉はあんまり安心材料にはならなかった。ベッドまで辿り着いて、促されるまま腰掛ける。ラビも隣に座ったけど、なんか緊張して顔が見られない。いつもと部屋が違うだけなのに。
紛らわすように部屋を見渡した。何語かわからない新聞、分厚い本、メモ紙の束なんかがいたるところに散乱している。大事な資料とか、ちゃんと見つかるんだろうか。
「ねぇ...大丈夫なの?」
「ん?...あぁ、大丈夫さ。本当に大事なことはぜーんぶ、こん中だから」
ラビが自分の頭をトントンと指差す。よくされる質問なのか、察しがいいのか。その仕草がちょっと格好よく見えてしまって、少し見とれた隙に体重をかけられてあっという間に押し倒された。ラビの匂いがする。
「ラ、ラビ...」
「ん?」
「するの......?」
「......男の部屋に来といて、楽しくおしゃべりするだけなんて思ってたの?」
「違うけど...その、......なんでも、ない」
もちろんそういうつもりではあったけど、見知らぬ天井と、ラビの一人部屋ではないということに少しだけ怯む。そんなあたしの思考は筒抜けらしく、ラビは頭をなでて笑った。
「大丈夫、帰ってくるときはいつも連絡してくれっから。それに、じじぃだってそんな鈍くねぇさ」
「うっ......」
完全に読まれている感じがかえって恥ずかしいんだけど、ラビはそれを逆に利用しようとしているらしい。いいのかな、そんなんで。それが伝わったのか、優しくキスを落としてきた。気持ちいい。すぐに蕩け始めるこの身体は、いいのか悪いのか。
首を舌で刺激されながら顔を横に向けたら山積みの本が目に入って、なんだかいけないことをしている気分になる。
「***、いつもよりやらしい顔してるさ」
「えっ、うそ...」
「鏡見てみる?」
「や、やだ」
「可愛いのに」
ラビの唇がまた愛撫に戻る。手首を掴まれて上の服を胸の上までたくし上げられた。頂点を噛み付くように舐められる。急性な動作になんだか無理やり連れ込まれた気分で、勝手に想像して身体が熱くなった。
大きな手が下着の中に入ってきて、指が割れ目をなぞった。思ったより濡れていたのが恥ずかしくてラビのシャツを掴む。円を描くように突起を刺激されて、下着が濡れるのを感じる。穿いて帰らなきゃいけないのに、と思えば思うほど中から液体が溢れた。見上げたらラビと目が合う。
「イケナイこと、してる気分?」
「っ......うん...」
「...オレも」
「えっ、あっ...!」
ラビの瞳に射抜かれて、あっけなくイってしまった。ぼーっとしてる間に、中途半端にひっかかった服を一枚ずつ脱がされる。ラビも裸になって、剥き出しになった大きくそそり立つそれに思わず唾を飲み込んだ。
「オレの部屋で***がこんなになってんの、すげー興奮するさ...」
余裕がなさそうに髪をかき上げるラビに鼓動が速くなる。覆い被さってくるラビの首に絡みついてキスをした。一度果てた身体は触られればすぐ熱を取り戻して、ラビを求め始める。
「ね、ラビ、ほしい...」
「うん、いいよ」
ラビがそれを覆うのを見ながら、少し脚を開く。準備を整えたラビが一気に脚を割り開いた。先を充てがわれたと思ったら、一気に奥まで貫かれる。
「っあ!......んっ、あ、あぁっ...」
「っ......***...くっ......締めすぎさっ...」
「んっ、あっ...だって、きもち、いっ......ラ、ビっ...」
「***、可愛い...」
キスをしながら、何度も突き上げられる。奥に当たる度に背中がしなって、もっと欲しくて腰が浮いてしまう。広い胸が全部受け止めてくれて、離したくなくて腕でも脚でもラビを締め付ける。
「***、も、出そっ......」
「んっ、だ、してっ...」
ラビがあたしを抱き締めてくれる。奥にぐっと押し込んで、全部を注ぎ込むように欲を吐き出すのを感じた。
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中からラビが引き抜かれて、それと一緒にあたしの中からも液体が溢れ出る。シーツが濡れているのを感じながらしばらく天井を眺めていたけど、ここがラビの部屋だと思い出してはっとする。
「ご、ごめん、ベッド......」
「ん...?別にいいさ。それより、こんなに感じてくれたと思ったらすげー嬉しい」
髪をぐしゃぐしゃにして頭をなでられる。ラビが本当に嬉しそうな顔をしていたから、少し安心した。
「ね、ラビ」
「んー?」
「好き」
「ん、オレも好き」
広い胸に飛び込む。いつまでもこの腕に抱かれていたいと思いながら、少しの間だけ目を閉じた。
(このまま寝るのちょっと怖いから、あたしの部屋行こ...)
(何で?いいものあるのに)
(えっ、そしかして縄......?)
(...違うけど、面白いから黙っとこ...)