甘いドレスを君に
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とある昼下がりのオペラ座の地下―…。
ここの住居の主人であり、そしてオペラ座の怪人―ファントム―ことエリックは、自室の机で頭を悩ませていた。
そう、何故なら―…
一緒に暮らす恋人の美咲にプレゼントするドレスのデザインを何着も考え練っているからだ。
机にスケッチブックとペンを並べて、エリックの頭の中では美咲の魅力を最大限に引き出せるドレスを真剣に考えている。
それにしても…何故、普段オルガンの前で作曲している彼が、今日に限ってこんなことをしているのだろうか?
そう、事の発端は2日前―…。
***
『エリック!おはよう!また昨日も遅く寝たの?すごく眠そうだよ』
『おはよう、美咲。あぁ…すまない。昨日は地上に行って遅くまでクリスティーヌのレッスンをしていたからね』
『もうっ、いくらレッスンでもほどほどにね。でもクリスティーヌどんどん歌うの上手になってるよね!あんなにきれいな人で歌も上手で羨ましいなぁ…。』
『私はお前が誰よりも美しいのを知っているよ』
『もう…///(照)お世辞言っても何もでないからね!』
といつもの甘い会話が繰り広げられていたのだが…
そういえば…、とエリックはふと思った。
今の美咲の服装はエリックが普段着ているラフな白いシャツと黒パンツ。
一般的なフランス人女性よりも背が低く、小柄な美咲は、当然大柄なエリックの男性サイズは大きすぎてぶかぶかになってしまう。
普段美咲は袖や裾を幾重にも折って、長さを調節している。
しかし、エリックのような芸術家、そして美しい物に目がない彼ならいっそう、美咲がこの時代のドレスを着飾った姿を想像してしまうのだ。
エリックは美咲に聞いてみた。
『美咲…ドレスを着てみないかい?』
『えっ…?ドレスって…あの長いスカートでひらひらした服を?(汗)』
美咲は少し戸惑った表情を見せた。
…おや?
『…ドレスは嫌いなのかい?』
『嫌い…というか…。今着てる服の方が動きやすいからいぃのだけど。コルセットとかは私がいた現代ではもう使われてなかったし…』
『しかし美咲、気持ちはわかるが、こちらで生活する以上、最低限ちゃんとドレスは着慣れしてほしいのだよ』
―郷に行っては郷に従え―
まさにその言葉通りである。
エリックの服をずっと借りるのも…ね。
美咲は仕方ないがそうするしかないと思った。
『わかったわ。でも…私、あまりこの時代のオシャレとかドレスに関しては全然わからないの。ドレスなんて着たこともなかったし…』
『なら、私がお前のドレスを見立てても?』
『うん、全部エリックにお任せするわ』
『よし!それでは早速作業に取りかかるとしよう―…』
『その前に!!ちゃんと朝ごはん食べて休んでからだよ!』
その後、エリックは美咲のドレスのデザインをスケッチするのを始めたのだった。
ここの住居の主人であり、そしてオペラ座の怪人―ファントム―ことエリックは、自室の机で頭を悩ませていた。
そう、何故なら―…
一緒に暮らす恋人の美咲にプレゼントするドレスのデザインを何着も考え練っているからだ。
机にスケッチブックとペンを並べて、エリックの頭の中では美咲の魅力を最大限に引き出せるドレスを真剣に考えている。
それにしても…何故、普段オルガンの前で作曲している彼が、今日に限ってこんなことをしているのだろうか?
そう、事の発端は2日前―…。
***
『エリック!おはよう!また昨日も遅く寝たの?すごく眠そうだよ』
『おはよう、美咲。あぁ…すまない。昨日は地上に行って遅くまでクリスティーヌのレッスンをしていたからね』
『もうっ、いくらレッスンでもほどほどにね。でもクリスティーヌどんどん歌うの上手になってるよね!あんなにきれいな人で歌も上手で羨ましいなぁ…。』
『私はお前が誰よりも美しいのを知っているよ』
『もう…///(照)お世辞言っても何もでないからね!』
といつもの甘い会話が繰り広げられていたのだが…
そういえば…、とエリックはふと思った。
今の美咲の服装はエリックが普段着ているラフな白いシャツと黒パンツ。
一般的なフランス人女性よりも背が低く、小柄な美咲は、当然大柄なエリックの男性サイズは大きすぎてぶかぶかになってしまう。
普段美咲は袖や裾を幾重にも折って、長さを調節している。
しかし、エリックのような芸術家、そして美しい物に目がない彼ならいっそう、美咲がこの時代のドレスを着飾った姿を想像してしまうのだ。
エリックは美咲に聞いてみた。
『美咲…ドレスを着てみないかい?』
『えっ…?ドレスって…あの長いスカートでひらひらした服を?(汗)』
美咲は少し戸惑った表情を見せた。
…おや?
『…ドレスは嫌いなのかい?』
『嫌い…というか…。今着てる服の方が動きやすいからいぃのだけど。コルセットとかは私がいた現代ではもう使われてなかったし…』
『しかし美咲、気持ちはわかるが、こちらで生活する以上、最低限ちゃんとドレスは着慣れしてほしいのだよ』
―郷に行っては郷に従え―
まさにその言葉通りである。
エリックの服をずっと借りるのも…ね。
美咲は仕方ないがそうするしかないと思った。
『わかったわ。でも…私、あまりこの時代のオシャレとかドレスに関しては全然わからないの。ドレスなんて着たこともなかったし…』
『なら、私がお前のドレスを見立てても?』
『うん、全部エリックにお任せするわ』
『よし!それでは早速作業に取りかかるとしよう―…』
『その前に!!ちゃんと朝ごはん食べて休んでからだよ!』
その後、エリックは美咲のドレスのデザインをスケッチするのを始めたのだった。