忙しいサンタにもプレゼントをあげましょう
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「―…クリスマスか~」
美咲は早朝、外に降り積もった雪を手に取って、そう呟いた。
雪は握った手の平の熱を奪って、しっとりと溶け始めている。
―そう、今日は12月24日のクリスマスイヴ―
朝から雪を見れるなんて、これなら夜にはきっと綺麗なホワイトクリスマスになるに違いない。
でも、自分がいた現代の日本と違って、ヨーロッパ某国の早朝は肌を刺すようにとても寒かった。
気候も違えば、文化も異なる。
日本のクリスマスなんて、お祝いイベントのような感じだから、きっと本場のクリスマスはもっと宗教的なのだろう。
小さい頃は、いつも今日を待ち望んではサンタさんからのプレゼントを楽しみにしてたっけ―…
でもそういう時に限って、楽しみでドキドキして眠れなかったんだよね―…
ふふっ、と美咲は小さい頃の自分を思い出してニッコリと微笑んだ。