第12話(side炎柱)
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……、
やはり俺は悩むのは性に合わない!!
行動あるのみ、だな!
一先ず今夜の合同任務に集中するとしよう!
なんでも入隊から一月で階級がどんどん上がっているという期待の新人らしい。
ただ性格に難有りだと聞くが。
まぁ難しい性格の者など柱でもいるからな!それにこんなにも短期間で階級があがるということはよほど強いということ。うむ、継子になればいい!
楽しみだ!!
夕餉を食べ終えた俺は準備をして、まず美音の様子を確かめに行った。
無事にたどり着けているだろうか。
町までたどり着けていれば帰れているだろう。
だが、どうしてもこの目で確認しないと落ち着かない。
万が一があっては困る。
そう焦る気持ちが現れているのか徐々に走る速さが上がっていく。
あと少し、あと少しで彼女の家だ。
ドクリ、ドクリと心臓の音が聞こえる。
よもやここまで不安になるとは。
やはり送り届けるべきだったな。
彼女の帰る家が、己と同じ家であればいいのに。
その前に、彼女が先ほど見せた怯えの原因を知る必要がある。
俺から逃げる寸前、彼女の瞳は一瞬怯えの色に染まった。
口付けする前からその色だったのなら俺が怖がらせたのだろうが、それが顔をのぞかせたのは離れた後だった。
ということは、行為自体が嫌だったのではなく何か違うものに怯えたということ
何に怯える必要がある?
君は俺のことだけを考えればいいし、
俺が君を必要とするように、君も俺を必要とするようになればいい
早く君が欲しい。