第12話(side炎柱)
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「兄上、…先ほどは申し訳ありませんでした…」
「なに、気にするな!なにも問題はない!俺の方こそすまなかったな!美音との時間を楽しみにしていたのだろう?」
千寿郎はこの一晩で特に懐いたように思える。
本当に申し訳ないことをした。
それに、あれは俺が急いてしまっただけのことだ。
彼女を逃がしてしまった。
怖がらせただろうか。
だがあの時の事は彼女にも非がある!!!
あんな至近距離で、うっとりとした顔で、愛おしむように綺麗、などと。
理性など焼き切れるに決まっているだろう!!!
衝動に身を任せて彼女に口付けをしたが、後悔はない。
あぁ、いや、彼女との時間が終わってしまったことは残念だが、な。
「兄上!あまり押しすぎてもだめですからね!」
「うむ、わかっている!だが愛いものは愛いんだ!!しょうがないだろう!!」
「姉上可愛らしいですしね、早く本当の義姉上になって欲しいです!」
千寿郎もこういっていることだしな!
早く俺のものになってくれ、美音。