第11話
名前変換
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「…ー」
「……ぅぇ、」
何か、聞こえる…
ふ、と意識が浮上する。
ぼんやりする頭で朝か、と考えたところでそういえば自分はいま何か聞こえたような気がした
「…姉上、起きましたか?」
……千の、声…?
私、いまどこにいたっけ…?
そう考えたところで記憶を辿っていくと、杏寿郎さんに抱き上げられて眠ってしまったところまで、ぶわっと一気に思い出して飛び起きた。
「っ!!ごめんなさい!!眠っちゃった!!」
ふかふかの布団に寝ていた。
部屋には赤々とした西日が差していて、もう夕方だということがわかった。
そして隣に正座をして座る千はどう見てもいま起きたようではない。
やらかした、と顔から血の気が引く私を見て苦笑いした千は大丈夫ですよ、と声をかけてくれた。
「お疲れのようでしたので起こさなかったのです。お腹はすいていませんか?もうすぐ夕餉の時間です」
夕餉、ときいた途端にお腹がぐぅと悲鳴を上げる。
千はくすくすと笑ってすぐ用意します、と部屋を出ていった。
ずいぶんタイミングがいいお腹だな、私のお腹よ…!
恥ずかしいわ!
「それにしても、久しぶりに夢に出てきたな。あの鬼畜眼鏡」
というかあれ夢じゃなくないか
なんか向こうの現状を覗いたような感じだった気がする。
あと譜業オタクも出てきた気がするけど。
あのピアス、とはやっぱり私が置いてきてしまったやつかな
シンク以外に話したことなかったけど、あれが譜業だと気づいてたんだ…。
「起きたか!!!」