第10話
名前変換
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「カァ!」
「ん?あ、義勇の。いつもありがとう、よくここがわかったね」
洗い物を片付け、床についたがどうにも眠れなくて縁側に1人座って月を眺めていた。
聞き慣れた鴉の鳴き声に、立ち上がり庭へ出ると屋根の上には鴉が1羽。
私に鴉を飛ばすのは1人しかいない。
「ギユウガアイタガッテイタ!」
「ふふっ、だと思った。わかったよ、明後日の夜はいつもの場所に行くって伝えておいて」
「ワカッタ!」
バサッと黒い翼をはためかせて飛び立つ。
恐らく義勇のいるであろう方向に飛んでいった黒い影をじっと見つめていた。
「む、あれは…」
目撃している者がいるとは、露しらず。