第9話
名前変換
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「こ、困った時はお互い様!ですよ?ってことで今度私が困ってたら助けて下さいね!」
「うむ!!なにか困ったことがあったら…いや、困ってなくても俺に言うといい!力になろう!」
頭に置かれた手がそのまま髪をするりと撫でて離れていった。
なんだか寂しくて思わず目で追ってしまった。
「ではお言葉に甘えて、俺は少し休むとしよう!!寂しいのなら、美音も一緒に休むか?」
「なっっ!!私は!!夕食の準備をしてきます…っ!!!煉獄さんの馬鹿!!おやすみなさい!!」
「ふ、冗談だ!何かあったら遠慮なく呼んでくれ!…おやすみ」
寂しいって思ってしまったことがバレてた。でも、付き合ってもいない男女がそういうのはよくない。…妹にでも見られてるのかなぁ。
や、でも妹にあんなこと(……首筋舐めたり)しないか。
じ、実はプレイボーイとか?!?!
そんなのやだー!!!
誠実で優しい煉獄さんでいてください、あくまでも普通の恋愛してください…!!
正直心臓ばっくんばっくんで恥ずかしいけど嬉しいっていうか。煉獄さんを好きな私としてはとても嬉しい。
…でも、今度またやられそうになったら言わないと、そういうのは、好きな人にしかしないでくださいってね。
そんなことする人じゃないって思ってるけど…。
誰にでもだったら嫌だもの。
ごはんを作りながらしばらくそんなことを考えているとふと思った。
お父様のごはんも作った方がいいのかな?
煉獄さんはきっと食べていくだろうし、
千寿郎くんには消化にいいもの、とおかゆを作ったし。
一応作っといて食べなかったら私が食べればいいか!
あ、夜食におにぎり作ったら持っていってくれるかな?
そうと決まれば、とせっせと作る。
「よし、かーんせい!」
いつも作ってる量に比べれば少ないけど、煉獄さんもかなり食べるの知ってるからね!あとさつまいも大好きなのも知ってる!
おいしいって言ってくれるかな?
や、でも千寿郎くんには敵わないなぁ。
今度千寿郎くんにコツとか聞いてみよう!!
そういえば、体調どうかな。少しでも下がってるといいけど、夜の方が体温あがってくるよね…。
おかゆ持っていくがてらあとで様子見に行こう。