第9話
名前変換
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「千寿郎、入るぞ!移ってしまうから、美音はそこで待っていてくれるか」
「…ごほっ、兄上、おかえりなさい。
美音さんご迷惑おかけして申し訳ありませ…ごほっ」
千寿郎くんは苦しいはずなのに、上体を起こそうとする
それを煉獄さんは手で制し、身体を横にさせる
「無理をするな、千寿郎。大人しく寝ていなさい」
煉獄さんが布団をかけてあげると、体調が悪くも恥ずかしいようで目元だけを覗かせていた。
「すみませ…ごほっ、」
「千寿郎くん、大丈夫?頼りないかもしれないけど、私もいるから何かあったら呼んで?それと、勝手にお台所触ってしまうけどごめんね」
見える限り瞳も潤んでるし、顔も赤い。
やはりまだ熱は高いようだ。
「ありがとうございます…、」
千寿郎くんの部屋を出て台所や風呂、煉獄さんの部屋とあと別の部屋も案内していただいた。
うん?部屋?
まぁいい。
煉獄さんの部屋はなぜ教えてくれたのかな?いつでも来ていいってことなの?え?
だめだ、それは嫌われる。
あとここから先の部屋は父上が臥せているから行かないでくれ、とも。
「すまない、俺は掃除は出来るが炊事は全くからきしで…」
そう彼は苦笑いし頬を指先でかく
うん、なんとなく予想できた。
そういえば、私は彼の仕事を知らない事になっている。やはり今日も任務だろうか?
「いいんですよ、任せてください!それより煉獄さん、お仕事は大丈夫なんですか?」
「む、……あぁ、夜から仕事で家を空ける。帰りは日が昇ってからになる。申し訳ないのだが、少しだけ仮眠してきてもいいだろうか?」
「はい、わかりました。夜の仕事とは大変ですね、もしあれだったら早めに休んでください!あとのことはわたしがやりますので!」
煉獄さんに背を向け、握りこぶしを作って、よし、と意気込んでいると。
ぽん、と頭に優しく手を乗せられる。
くるっと煉獄さんに向き直ると
ふっ、と笑って
「…ありがとう、助かる」
美しい眩しい可愛い…!!!