第8話(side炎柱)
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店主と奥方のお陰で、今日明日の美音の予定を抑えることができた。
戸に背中を預け待っていると軽装の美音が現れた。
む?着替えなどはいらないのか?
まぁ母上の着物もあるし、大丈夫だろう。
(よもや帰る気か?俺は帰らせる気は更々ないぞ)
美音は恐らく、走る気でいたのだろう。
そのための軽装だろうし、何より走るぞと息巻いていた。
走ることに慣れてはいるようだが、
だが俺の速度に追い付けるとも思えん。
それ故、姫抱きにさせてもらった。
足の早さなら柱のなかでもまだ早いほうなのでな!
それに、運ぶという大義名分のもと堂々と美音に触れられる。
……下心8割といったところだな!!
抱え上げた彼女はとても軽かった。たしかに普通の女子よりは鍛えているのだろう、筋肉がついている。
それを抜きにしても軽い。
風に飛ばされてしまうのではないだろうか。←それはない
走り出すため脚に力を込めて、掴まっていろと声をかけると首にしがみつかれる。
彼女の甘い香りと柔らかな感触に思わずクラっときてしまったが、なんとか持ち直した。
彼女は無防備すぎる!!!