第8話
名前変換
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「大丈夫だ!俺はむしろ役得だ!…だが、あまり煽らないでほしい」
ぐっと背中と膝裏に回されている手に力が込められより一層抱き寄せられる。
「あ、煽るだなんて…!!」
思わず組んでいた手を離し両手で顔を隠す。
顔が熱い、絶対赤くなってる
思わせ振りすぎる
役得とか、煽るとか
そんなこといわれるとまた期待しちゃうじゃないですか
すっと煉獄さんが動く気配がしたと思ったら私の首筋に彼の顔が埋まった。
「ひゃっ…!れ、れんごくさ…んっ!」
「…フゥ、これぐらいは許してくれ。頑張って抑えているんだ」
ひ…!!そこで何度も深呼吸しないで!!!
煉獄さんは私の首筋に顔を埋めたまま深く息を吸っては吐いてを繰り返している。
恥ずかしい!!
こっちは心臓ばっくんばっくんだっていうのに!!!
「煉獄さん…っ!あの、私汗臭いですし疲れたなら降ろしてくださ、んん…っ!!」
ベロリと一瞬熱い何かが首を這い、その感触と同時に冷たさでゾクゾクと背筋が震える。
スッと顔を上げ、視線が絡んだ。
「……甘い」
目を細めて、ニヤリと笑う。
「なっ、なっ!?///」
なっんて破廉恥な…!!
その顔エロいからやめて!かっこいい…//
「ははっ、今はこれぐらいにしておこう!千寿郎も待っているし急ぐぞ!!」
「っもう!!…そっちがやってきたのにー!!!」
急にまた走り出す煉獄さんにもう自棄になって叫ぶ私には、
「もう止められないな」
煉獄さんの呟きは
聞こえていなかった。