第8話
名前変換
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ぐん!!と勢いがついて思わず目をつぶり首にしがみつく。
れ、煉獄さんが近いぃ…!!かっこよすぎる…!
断然私も走る気満々だったのだが全く降ろしてくれない。
全く振動を感じないが、風がびゅうびゅうと私の背中を押さえつける。
うっすら目を開けると景色はものすごい速さで変わっていて、移動していることを証明しいる
これはもうなにを言っても着くまで降ろしてくれないな、と早々に諦めた。
しばらく揺られていると、
ふわりと胃が浮くような浮遊感を感じて、ぎゅうっと首筋に顔を埋めてしまった。
すると少し風の抵抗が弱まった。一度止まったようだ。
「美音?すまない、驚かせたか」
頭をあげると煉獄さんが私の顔を覗き込んでいた。
そこで未だに煉獄さんの首にがっしりしがみついている
「ご、ごめんなさい!苦しかったですよね!私今みたいなふわっと浮いて落ちるのが苦手で…!」
ぱっと手を離し、胸の前で手を組む。うっかりまた抱きついてしまいそうだ。
私は現代でいうジェットコースターのような浮遊感がだめなのである