第8話
名前変換
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「お二方、急な申入れを受け入れて下さりありがとうございます!美音をお借りします!」
「いいのいいの、弟さんお大事にね!美音、準備しといで!」
「はい!」
まっすぐ自分の部屋に向かう。
後ろから秀さんの大きな声が聞こえる。
「気にしないでくれ、煉獄さん!美音が世話になってるしな!美音のこと頼んだぞ!」
秀さん?私いつも煉獄さんに迷惑かけてるみたいじゃない?その言い方!
「世話になってるのはこちらです!また改めて礼をさせてもらいます!」
いいよいいよ、だが!!と押し問答が続くのをBGMに外出の準備をする。
とりあえず動きやすい服装に着替えていけばいいか。
「急かしたようですまない!」
「いいえ、私も千寿郎くんが心配ですから!はやく行きましょう!」
「では、急ごう!失礼する!」
失礼する?ん?
「え?っきゃ!」
突然の浮遊感。
と同時に膝裏と背中に暖かい感触。
これが噂のお姫様抱っこってやつですか…!!
は、恥ずかしい…っ!!
「れ、煉獄さん!重たいでしょう!?私も走りますから降ろして!!」
「全く重たくないぞ!むしろもっと食べたほうがいい!軽すぎて心配だ!」
さぁしっかりつかまっていてくれ!
そういうと煉獄さんは走り出した。