第8話
名前変換
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急に大きな声が耳に飛び込んできてばっと振り返る。
心臓が口から出るかと思った。
隊服姿で腕を組み、仁王立ちしている煉獄さんとばっちり目が合う。
にこっと太陽のような笑みを頂き、一瞬クラっときた。
「俺も会ってみたかった!!」
「ぜひ今度ご挨拶させてください!少ーし、無愛想ですが私の可愛い弟なんです」
「うむ、旅に出ていると言っていたな!…帰ってきたらぜひ会わせてくれ」
「はい!」
シンクは煉獄さんとあまり相性がよろしくないように感じる、というかシンクが煉獄さんを苦手なような気がするけど、私としては仲良くしてほしいな。
「今日は美音に頼みがあって来たんだが、今日と明日は空いていないだろうか」
今日…と、明日…?!え、明日?なんで?
その疑問がもはや顔に出ていたのか、クスリと煉獄さんが笑った。
「君は表情が豊かだな、とてもわかりやすい!
…実は、千寿郎が熱を出して寝込んでいるんだが、俺も職務上ずっと付きっきりではいられなくてな。そこで君に今日明日だけ千寿郎を看ていてもらえないだろうか」
眉を下げてとても心配そうな表情に、今も千寿郎くんの体調は全くよくなっていないのだろう事が伺えた。
「ちょっと待っててください!!」
私は急いで休憩している秀さんと早紀さんの元へ走り、事情を説明する。
店のことは大丈夫だから行っておやり!と言ってくれた。