第8話
名前変換
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「あれ、美音ちゃん。最近弟くん見かけないけどどうしたんだい?」
昼下がり、仕事をしていると常連さんから声をかけられる。
シンクもここにお世話になっていたとき、お店の手伝いを少ししていた。
私が働かざる者食うべからずと言ったからである。
不貞腐れながらも、厨房で甘味作りをするシンク。
余談だが、本人は甘いのあまり好きじゃないらしいけど、私が好きだからちょっと凝ったものも作れるようになっていた。
「あぁ、今ちょっと旅にでてるんですよ!」
「あらぁ、旅に!まだ若いのにすごいわねぇ、でも大丈夫かい?襲われたりしたら危ないだろう?」
「ご心配ありがとうございます!あの子、あぁみえてとっても強いんですよ?大丈夫です!」
なんせ神託の盾騎士団の第5師団師団長ですから!
前述の通り、彼は今いない。
私のお願いを叶えるべく頑張ってくれている。
私達はお互いに連絡を取る手段を持っているから、何かあればすぐに連絡がくるはずだ。
まだなにもないところを見ると、会えていないのだろう。
「美音には弟がいたのか!俺と同じだな!」