第7話
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今夜は半月。
辺りが見える程には明るいが雲が厚く、ほんの少しの時間しか姿を見せてはくれない。
麓まで降りてきた私は少し疲れたので道なりにゆっくり歩き、顔を出した月を眺めつつ帰路に着いていた。
すると前方に人影が。
私は悪寒がして立ち止まる。
みた感じ鬼のような違和感のある歩き方ではない。
普通の人、みたいに見える。
でも
こんな時間に?
だって今はもう日付も跨いでいるような時間だ。
ゾワリと殺気を感じる。
月に雲がかかる。
あれは、
「…ほう?ここに配置していた鬼を狩ったのは貴様だな。鬼狩りではないようだが」
暗闇と相反する白いスーツ、白い帽子、紅い瞳。
フッと口角をあげているが、
目は口ほどに物を言う、とても冷酷な目だ。使えるかどうか品定めでもされているかのよう。
こいつが、
「鬼舞辻…無惨……!」