「美音、また俺とこうして出掛けてくれるだろうか！」



「はい、私なんかでよければ喜んで！」


「なんかではない！俺は君がいいんだ！」





じ、と見つめられてたじろぐ。


どうしてそんなに直球で勘違いしそうな言葉ばっかり…。




いや、でも、推しに君がいいなんて言われて嬉しくないやつなんていない！！





「あの！こ、これ、私の宝物にします！」



「……愛い…っ！」



「え？なにか言いましたか？煉獄さん！」

「なんでもないぞ！！」








その後ゆったりと歩きながらお店まで送ってくださった煉獄さんは、これから仕事なのかいつもの太陽のような笑顔で去っていった。


「彼の者に守護を、…バリアー！

絶対の守りではないけれど、少しでも怪我しませんように。」





余談だが、

とある隊士によると煉獄さんはこの日の任務、異能持ちと戦ったらしいが全くもって怪我ひとつなかったそう。柱ってすげぇ。とかなんとか。