第4話
名前変換
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町へとでかけてきた私達。
歩きながら煉獄さんがここは何のお店だ、ここの菓子はうまいとか、紹介してくれるのを聞きながら、いろいろと見て回っていた。
「あ、これ…」
とても綺麗な硝子でできた髪飾りだった。
ここは、硝子の小物を取り扱う店のようだ。こんなところあったんだ、と何度も来ている町なのに始めて知った。
「綺麗だ、…君によく似合う。他も見てみよう!」
髪飾りをみていると煉獄さんが店の中に入ろうと促してくれる。いかんいかん、ここじゃ煉獄さん暇だろうし!また今度にしよう!
「…いえ、ごめんなさい、足を止めてしまって!なんでもないんです、先に進みましょう?」
何事もなかったかのように前方を指差して進もうとしたが、ぎゅっと手首を握って止められた。すると、いつもの張り上げた声ではなく落ち着いた声色で、
「…美音。見たいなら見たいと言っていいんだぞ。俺に気を遣うんじゃない。むしろ俺は君と一緒にこの店に入りたい。だめか?」
せっかくのでえとなんだ!、前半の言葉は眉を下げて悲しそうなのにデートと口にしたあたりはいつもの力強い眼差しに少し口角を上げた様子で私を見下ろす煉獄さん。
で、で、デート…って……!!!しかも君と一緒に店に入りたいだなんて…!優しすぎる…!
見た目も中身もイケメンすぎじゃないですか…!!と心なかで悶絶してしまった。
ほ、惚れちゃう…っ