第2話(side炎柱)
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(………は、はうえ…)
漆黒の艶やか髪、切れ長の紅い瞳。
すっと通った鼻筋。凛とした強気な印象を受ける。
記憶にある母上の姿と重なる。
優しげに笑い、頭を撫でてくださった母上と。
「あの…?」
「兄上…?」
やや困り顔でこちらを覗く女性と千寿郎にハッとする。凝視しすぎたか。
「っ、すいーとぽてとを10個とこのぷりんというものを頼む!!!」
視線をそらす。やはり、不自然すぎただろうか。
よくどこをみているかわからんと言われるが、ここでは誤魔化せていないだろうな。
「す、すいーとぽてと10個とプリンですね~、かしこまりました、すぐお持ちしますね」
優しい女性だ。
不躾に凝視したにも関わらず、深入りもせずにこやかに対応してくれている。