第2話(side炎柱)
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ、あの…兄上、今日はお休みでしたよね!?」
「あぁ、非番だ!!どうかしたのか??」
久しぶりの非番。
千寿郎に稽古と、自分も鍛練をしようと庭に出たところだった。
少しそわそわした様子に、首を傾げる。
「あ、あのですね、昨日町で聞いたのですが、少し離れた村にある食堂がとても美味しいと評判らしく、久しぶりに兄上と外出できたら、と……」
珍しい、千寿郎からの頼みだ。
この子は父上がああなってしまって、俺も柱になってから、家の事を1人でこなしていて我が儘を言わない。
全てを叶えてあげられはしないが、俺ができることは叶えてあげたい。