第八話「月下、孤独の盾を棄てて」

聖王国による「公式の悪魔狩り」の布告により、ヴァイス軍はさらなる窮地に立たされる。敵が増え続ける現状を打破するため、竜王カイムは有翼の民「ユア・ラムダ」との同盟を提案する。

一方、城内ではリリスティアが王としての力を引き出すための訓練を始めていた。ヒルの指導のもと、植物を再生させる力に触れた彼女だったが、その直後、ヒルの予期せぬ行動と「守りたい」という情熱的な言葉に、かつてない心の動揺を覚える。

王と臣下。剏竜と王。その境界線で揺れ動く感情を抱えたまま、リリスティアは外交任務のためにヴァイスを離れる決意をする。

護衛に選ばれたのは、カイム、シャジャ、そしてライザー。
自分を避けるような態度を見せるヒルに真意を問えぬまま、リリスティアは初めての「王としての旅」へと足を踏み出す――。

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