尸魂界篇
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ふらふら
「ふぁあ……」
本当に昼寝してしまった……。
ギンちゃんが去ってから、屋根の上でぼんやりしている間に眠ってしまい、もう夕方だ。
一護と恋次くんの霊圧が良い目覚ましになった。
これより遅くになってしまうと戦時特例が発令されるため、のんびり寝ている場合ではない。
取り敢えず、夜一さんか一護達と合流しなければ。
でも剣ちゃんと遭遇は嫌だなぁ……。
じゃ、夜一さんか。
結局夜一さんと合流して、遊び場で一晩過ごした。
「夜一さん。今朝から五番隊が大変だと思うんですが、行くべきですかねー」
今日は藍染が死んだフリ、桃ちゃんも牢に入れられて、五番隊は大混乱だろう。
私は一護の味方をしたいというだけで、護廷に対して別段恨みがあるわけではない。当然、自隊のことは心配だ。
「どうする気か知らんが、牢に入れられておじゃんじゃろ」
「謀叛の"疑い"、ってだけならなんとかなったりしないですかね」
無茶と分かっていて食い下がる私に、夜一さんは眉間を顰めた。
「……どうしてもというなら総隊長にでも目通りを申し出れば良かろう。誰に何を言おうとも、総隊長の許可がなければ事は動かん」
むむ……総隊長……。
元々は私が考え無しに飛び出したのが悪いのだけれど、それでも自隊が心配という都合の良い言い分が通るだろうか……。
「"旅禍に同行し、旅禍の目的及び力量を把握しようと独自の判断で動いてしまった。"とかなんとか言えば、この非常時じゃ……どうにかなるかもの」
「牢に入らず……?」
「それは知らん」
んー……どちらにせよ、やってみるっきゃない。
最終的には"藍染の隊長命令"とでもでっち上げれば良いかもしれない。
善は急げと、一番隊舎の門前へ。
「五番隊四席、犀峰紫游です。先日職務から離れていた件について御報告が御座います。山本総隊長に御目通り願えませんでしょうか」
ならぬ。と門番に槍を突き付けられかけたが、すぐに雀部副隊長が現れた。
「元柳斎様が、"五番隊四席を通して良い"と」
目で付いて来いと合図する雀部副隊長に、頭を下げて付いて行く。