尸魂界篇
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漠然とした
岩鷲くんと一護が、拍手物のクロスカウンターを繰り広げた時、聞こえる筈のない瀞霊廷の警報が脳内で鳴り響く。
あの時、白道門を出たのは間違いだと私に言いたいのかと思える程にはっきりと。
でも、してしまったことを考えている暇は今はない。
「夜一さん、織姫ちゃん、茶度くん、石田くん、こっち!!」
空鶴さんが炎を纏った拳を構えているのだ。先ず逃げなくては。
家を飛び出してすぐに玄関から炎が噴き出し、家が崩れた。
空鶴さんの豪快な脅……御説教の後、ぞろぞろと花鶴大砲の部屋へ移動する。
「でっかぁいい」
扉が開くとドーンとそびえる花鶴大砲が御出迎え。空鶴さんの家は驚く物ばかりだ。
「コイツでテメー等を瀞霊廷の中にブチ込むのさ! 空からな!」
ほぇえ……。
知ってはいたけど、瀞霊廷を出て来て数日でまた瀞霊廷へ……キャッチアンドリリース……。
いや、それは魚。
「おれの名前は志波空鶴、流魂街一の花火師だぜ!」
他のみんなが不安がる中、背後に花火が打ち上がりそうな程の堂々たる姿で空鶴さんが名乗りを上げた。
「殺気石は切断面からも霊子を分解する波動を出しやがる」
砲台が床ごと上がり外に出て、空鶴さんから説明を受ける中、とんでもない事実を耳にする。
あ、自殺行為してたのか私。
今更気付いた。
無事だったのは割と内側の縁に居たからなのだろうか。ちょっと恐ろしくてもう考えたくない。
ハイになった人間のやる事は後先考えないとは言うが、本当に全く考えてなかった。
そりゃ、兕丹坊もびっくりするわ。
さて、慌しく進む一日の中での怖い事実は見ないフリ。
空鶴さんから言い渡された通りに各々、霊珠核に霊力を籠める練習に取り組む。
その中で一護は馬鹿デカい霊子隔壁を作り出し一足先に夢の国へ。
そして今は織姫ちゃん、茶度くん、石田くんが夜一さんから、瀞霊廷に乗り込むにあたっての心構えを聞いている。
心構え……。
私は誰と戦うことになるのだろうか。