その他短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
エスノトに遭ったら
目が合った。
いや、霊圧でお互いの存在は認識していたのだからそんなことは必然なのだ。けれど他に形容し難い。
その時から僕は蛙だった。
「……正直、あなたに会ったらどうなるのか色々想像はしてみたことあるんです」
女は手のひらに"ほう"と息を吐くように話し始める。
「でも残念ながらあなたと私は、種類は違えど類いが近しいようです」
動けない。
「死が傍に在る。ああ、これから自分は死ぬんだ。それをしっかりと自覚してはもう戻れませんよね」
ひた、ひた、と。
言葉が這い、寄ってくる。
「私も、それについては分かりますよ」
優しく、にっこりと。
微笑んだ。
「用がありますので失礼します」
女が去ってから、息を止めていたことに気付く。
何故かヒヤリと冷えた喉を擦る。
なんなんだあの女は。
淡雪のように微笑んだ瞳の奥は、どうみても闇だった。
6/6ページ
