第5章 ~カルト集団~
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トサッ
意識を失いソファーに寝かされたラスティーは、四肢を投げ出し完全に無防備な状態だった。
ジンはその上に覆いかぶさるようにして、ラスティーの顔を見る。
「お前のキレイな顔…どんなふうに乱れるのか…見てみたい」
わずかに開いたラスティーの唇にもう一度口づけた。
唇を食み、舌を差し入れる。
タバコを吸わないラスティーの口の中はほのかに甘かった。
唇を離し、アゴや首筋に舌を這わせてその肌を味わう。つややかな肌に吸い付くと簡単に赤い花が咲いた。
首筋を伝いシャツの襟もとまでキスをすると、ジンは左手でラスティーのシャツを掴み、一気に引き下げた。
ビリビリビリッ!!
シャツが破け、ボタンが飛び散る。露わになった白い肌を見てニヤリと笑った。
「思った通り…上物だな」
ラスティーを組み敷いて、それを上から眺める。これ以上ない程の優越感だ。
「⁉」
その時、自分が付けた覚えのない印(うっ血痕)に目が釘付けになる。
(打撲痕? それとも……男?)
夕べかその前か——。
まだ新しいその痕に思わず手を伸ばした。ジンはくくっと喉を鳴らして笑う。
(もし男がいるなら…ソイツが嫉妬に狂う程抱いてやるよ)
肌に唇を寄せ、何度もキスをした。
時々強く吸うと、痛みのせいか感じているのか、艶めかしい小さな声が聞こえる。ラスティーの白い肌にうっ血痕がいくつもついた。
「ぅ…ん……はッ! じ、ジン! 何して…ッ!」
やがて意識がハッキリしたラスティーが声を上げた。
「なんだ、もうお目覚めか」
ジンはすかさずラスティーの両手首を押さえると、尚も執拗にキスを落とす。
ラスティーは体をよじりジンの唇を回避しようと試みるが、相手の方が力は上。
どうすることも出来ない。
ジンは皮膚の薄い、感じやすいところをあえて狙ってキスを落とす。
時に強く。時に弱く。
「ジンっ! や、やめ……あ、あぁッ!」
「フッ…なかなか感度が良いな。毎夜どこかで男あさりでもしているのか?
お前ほどの女なら、より取り見取りだろう」
「そ、そんなわけッ…あっ…あぁ…や、やぁ…」
気持ちが良いわけじゃない。ゾワリと肌が粟立ち、嫌悪感が増す。
肌に感じるチクリとした痛み。
そしてそれ以上に心が悲鳴を上げる。
(助けて…! だ、誰か…ッ!)
かろうじて赤井の名を思う事は止める。もし口に出してしまったら取り返しがつかない。グッと奥歯を噛みしめて耐えた。ジンの唇が、舌が、長い銀の髪が、自分の肌に触れるのがどうしようもなく嫌だ。
ラスティーの体がブルブルと震える。
声をかみ殺すようにして泣いているのがジンにも分かった。
「チッ!」
自分の愛撫を拒むラスティーに、ジンは舌打ちする。さらに所有の痕をつけようと、心臓があるあたりを一際強く吸う。
真っ赤なうっ血痕が胸元にクッキリついた。
「いッ…痛っ‼」
はぁはぁと荒い呼吸をして涙で濡れたラスティーとは対照的に、ジンは呼吸一つ乱さず薄笑いを浮かべてこちらを見ている。
「その顔……そそられるな…」
欲の色を見せるその顔を見て、ラスティーはさらなる恐怖を感じた。
(体さえ…起こせれば…っ)
手よりもわずかに自由の利く足でジンの脇腹に蹴りを入れようとするが、上手くかわされてしまう。
「逃げられねぇよ」
上背のある体で押さえ込まれ、男の力で動きを封じられてしまえば、いくらラスティーでも逃げることは出来ない。
「ッ!!」
尚も執拗に首元にキスを落としながら、その手は服の中に差し入れられ、脇や胸元を撫でられた。
「い、イヤぁ! やめてッ! お…お願い…ジン!」
ラスティーの制止の言葉を無視し、ジンは布切れと化した服を強引にはぎ取る。
想像以上に肌が白く、女性らしい体の曲線。
薄っすらと縦に入った腹筋のラインは、それなりに鍛えている事をうかがわせる。
それを確かめるように腹部に手を滑らせると、吸い付くような肌の感触にゾクリとした。
(この肌、たまらねぇな……)
今からこの美しい女を汚していくのだと思うと加虐心が刺激される。
もっと汚したい。
もっと乱れる姿を見たい。
男の欲が膨れ上がる。それに従うように、ラスティーの黒いボトムに手を掛けた時だった。
「そこまでよ!! ジン‼」
バンッ! とドアが開いた音がしたかと思うと、ベルモットの声が聞こえた。
「ベルモット。今取り込み中だ。後にしてくれ」
無粋なやつだなと文句を言いながら、ジンは構わずラスティーのボトムを引き下ろそうとした。
「ジンッ!! これ以上はやめた方が良いわ。合意でもないのに仲間同士でこんな事……。あの方が知ったら何というかしら?」
ベルモットの言葉を聞いて、ジンの手がピクリと動いた。
しばらく沈黙した後「チッ!」と舌打ちが聞こえ、そのままラスティーから体を離す。
「ラスティー!!」
ベルモットはジンがソファーから完全に離れたことを確認すると、自分の上着を脱ぎながらラスティーに近づく。
脱力したままの体を抱き起し、そのまま優しく抱きしめた。
やっと解放されたラスティーは荒い呼吸をして小刻みに震えている。ベルモットは素早く上着を着せると、「もう大丈夫」と声をかけた。
「今回の事は黙っていてあげる。ただし……今度やったらあの方に報告するわ。もちろん私も黙っていない。
あなたの優秀な頭に風穴が開かないようにすることね」
ベルモットはそれだけ言うと、ゆっくりラスティーを立ち上がらせ、その体を支えながらジンの部屋を出て行った。
「ふん。あの方のお気に入りだからと、良い気になってるメス猫め……」
ジンはギリッと奥歯を噛みしめる。
「まあいい…。あんな上物…すぐ手に入るのも面白くない。いずれ俺が汚してやる…」
ジンはタバコを取り出すと、いつもの様に深く吸い込んだ。
意識を失いソファーに寝かされたラスティーは、四肢を投げ出し完全に無防備な状態だった。
ジンはその上に覆いかぶさるようにして、ラスティーの顔を見る。
「お前のキレイな顔…どんなふうに乱れるのか…見てみたい」
わずかに開いたラスティーの唇にもう一度口づけた。
唇を食み、舌を差し入れる。
タバコを吸わないラスティーの口の中はほのかに甘かった。
唇を離し、アゴや首筋に舌を這わせてその肌を味わう。つややかな肌に吸い付くと簡単に赤い花が咲いた。
首筋を伝いシャツの襟もとまでキスをすると、ジンは左手でラスティーのシャツを掴み、一気に引き下げた。
ビリビリビリッ!!
シャツが破け、ボタンが飛び散る。露わになった白い肌を見てニヤリと笑った。
「思った通り…上物だな」
ラスティーを組み敷いて、それを上から眺める。これ以上ない程の優越感だ。
「⁉」
その時、自分が付けた覚えのない印(うっ血痕)に目が釘付けになる。
(打撲痕? それとも……男?)
夕べかその前か——。
まだ新しいその痕に思わず手を伸ばした。ジンはくくっと喉を鳴らして笑う。
(もし男がいるなら…ソイツが嫉妬に狂う程抱いてやるよ)
肌に唇を寄せ、何度もキスをした。
時々強く吸うと、痛みのせいか感じているのか、艶めかしい小さな声が聞こえる。ラスティーの白い肌にうっ血痕がいくつもついた。
「ぅ…ん……はッ! じ、ジン! 何して…ッ!」
やがて意識がハッキリしたラスティーが声を上げた。
「なんだ、もうお目覚めか」
ジンはすかさずラスティーの両手首を押さえると、尚も執拗にキスを落とす。
ラスティーは体をよじりジンの唇を回避しようと試みるが、相手の方が力は上。
どうすることも出来ない。
ジンは皮膚の薄い、感じやすいところをあえて狙ってキスを落とす。
時に強く。時に弱く。
「ジンっ! や、やめ……あ、あぁッ!」
「フッ…なかなか感度が良いな。毎夜どこかで男あさりでもしているのか?
お前ほどの女なら、より取り見取りだろう」
「そ、そんなわけッ…あっ…あぁ…や、やぁ…」
気持ちが良いわけじゃない。ゾワリと肌が粟立ち、嫌悪感が増す。
肌に感じるチクリとした痛み。
そしてそれ以上に心が悲鳴を上げる。
(助けて…! だ、誰か…ッ!)
かろうじて赤井の名を思う事は止める。もし口に出してしまったら取り返しがつかない。グッと奥歯を噛みしめて耐えた。ジンの唇が、舌が、長い銀の髪が、自分の肌に触れるのがどうしようもなく嫌だ。
ラスティーの体がブルブルと震える。
声をかみ殺すようにして泣いているのがジンにも分かった。
「チッ!」
自分の愛撫を拒むラスティーに、ジンは舌打ちする。さらに所有の痕をつけようと、心臓があるあたりを一際強く吸う。
真っ赤なうっ血痕が胸元にクッキリついた。
「いッ…痛っ‼」
はぁはぁと荒い呼吸をして涙で濡れたラスティーとは対照的に、ジンは呼吸一つ乱さず薄笑いを浮かべてこちらを見ている。
「その顔……そそられるな…」
欲の色を見せるその顔を見て、ラスティーはさらなる恐怖を感じた。
(体さえ…起こせれば…っ)
手よりもわずかに自由の利く足でジンの脇腹に蹴りを入れようとするが、上手くかわされてしまう。
「逃げられねぇよ」
上背のある体で押さえ込まれ、男の力で動きを封じられてしまえば、いくらラスティーでも逃げることは出来ない。
「ッ!!」
尚も執拗に首元にキスを落としながら、その手は服の中に差し入れられ、脇や胸元を撫でられた。
「い、イヤぁ! やめてッ! お…お願い…ジン!」
ラスティーの制止の言葉を無視し、ジンは布切れと化した服を強引にはぎ取る。
想像以上に肌が白く、女性らしい体の曲線。
薄っすらと縦に入った腹筋のラインは、それなりに鍛えている事をうかがわせる。
それを確かめるように腹部に手を滑らせると、吸い付くような肌の感触にゾクリとした。
(この肌、たまらねぇな……)
今からこの美しい女を汚していくのだと思うと加虐心が刺激される。
もっと汚したい。
もっと乱れる姿を見たい。
男の欲が膨れ上がる。それに従うように、ラスティーの黒いボトムに手を掛けた時だった。
「そこまでよ!! ジン‼」
バンッ! とドアが開いた音がしたかと思うと、ベルモットの声が聞こえた。
「ベルモット。今取り込み中だ。後にしてくれ」
無粋なやつだなと文句を言いながら、ジンは構わずラスティーのボトムを引き下ろそうとした。
「ジンッ!! これ以上はやめた方が良いわ。合意でもないのに仲間同士でこんな事……。あの方が知ったら何というかしら?」
ベルモットの言葉を聞いて、ジンの手がピクリと動いた。
しばらく沈黙した後「チッ!」と舌打ちが聞こえ、そのままラスティーから体を離す。
「ラスティー!!」
ベルモットはジンがソファーから完全に離れたことを確認すると、自分の上着を脱ぎながらラスティーに近づく。
脱力したままの体を抱き起し、そのまま優しく抱きしめた。
やっと解放されたラスティーは荒い呼吸をして小刻みに震えている。ベルモットは素早く上着を着せると、「もう大丈夫」と声をかけた。
「今回の事は黙っていてあげる。ただし……今度やったらあの方に報告するわ。もちろん私も黙っていない。
あなたの優秀な頭に風穴が開かないようにすることね」
ベルモットはそれだけ言うと、ゆっくりラスティーを立ち上がらせ、その体を支えながらジンの部屋を出て行った。
「ふん。あの方のお気に入りだからと、良い気になってるメス猫め……」
ジンはギリッと奥歯を噛みしめる。
「まあいい…。あんな上物…すぐ手に入るのも面白くない。いずれ俺が汚してやる…」
ジンはタバコを取り出すと、いつもの様に深く吸い込んだ。