第4章 ~両親との記憶~
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「はぁ…はぁ…りお………落ちた…か…」
一瞬気が遠くなるような快感の後、赤井は呼吸を整えながら体を起こし、りおの顔を見る。
案の定、りおは意識を飛ばしてぐったりしていた。
「これでほんの少し、心の緊張を緩められたな……」
目じりに残る涙をそっと拭うと、そこにキスをする。
そのまま隣にごろりと寝転がり、りおの乱れた長い髪を整えるように頭を撫でた。
「すまない…こんなことしか…出来なく…て…」
穏やかに眠るりおの顔を見ながら、赤井もまた目を閉じた。
約2時間後、目を覚ました二人はバスルームに向かう。
激しい行為の跡を洗い流すと部屋に戻り、整えたシーツに寝ころんだ。
「ごめんね…でも…おかげで…良く…眠れそう…」
りおは意識が半分朦朧とした状態で赤井に声をかけた。
「俺の方こそ…手酷く抱いてしまった…すまん」
「いいの…そうしてって…私…言ったんだから……。
ありが……と…しゅ………」
最後まで言い切る前に、完全に眠りに落ちた。
「おやすみ。良い夢を」
赤井もそう声を掛けて、ベッドサイドの照明を落とした。
翌朝——
朝食の準備をしたのは赤井だった。りおはまだ部屋で寝ている。
「りおのヤツ…起きてこれるかな…」
小鍋でグツグツと音を立てているリゾットを見ながら、赤井はため息をついた。
コンコン
とりあえず様子を見ようとノックをして部屋に入った。
「りお? まだ寝てるか?」
返事はない。
そっと近づき、顔を覗いた。どうやら眠っているようだ。
ベッドサイドに膝をつき、頭を撫でる。
「りお…起きてくれ…」
アンバーの瞳が見れないことが少し寂しくて、赤井は声をかけた。
「う…ん…」
「りお?」
名を呼ぶと、閉じていたまぶたがゆっくりと開く。
キレイなアンバーの瞳と目が合った。
「しゅ…ちさ…?」
「おはよ。りお」
目が合っただけでこんなに嬉しいなんて。
赤井は思わず口元が緩んだ。
「おはよう…秀一さん…でも…もう少し寝たい…」
りおは赤井の首元に手を伸ばす。
「秀一さんも…一緒…ほら…お布団に…入って…」
「えっ?! ちょ…りお…待っ…」
赤井はたいした抵抗も出来ないまま、布団の中に引き入れられた。
寝起きでりおの体は温かい。そのまま手を伸ばすと、自分の腕の中にすっぽり入り込む感覚に、思わず全身でりおの体を抱きしめた。
「ふふふ。引き込み作戦…成功…」
りおは赤井の胸にすり寄った。
嬉しそうに微笑むりおの顔は、まだ眠そうだ。
「このまま寝かせてやりたいが、食事を取らないのはダメだぞ。もう少し食べて体力付けないと。リゾットを作ったんだ。それを食べてからもうひと眠りすると良い」
赤井はベッドに寝ころんだままりおの顔を見た。
「秀一さんの作ったリゾットか…とっても魅力的だわ。じゃあ、起きて食べる」
りおは半分しか開かない目で、ふにゃりと微笑んだ。
ようやく起きて二人でリゾットを食べ、食後のコーヒーを飲んだ。
「ごちそうさま。美味しかった」
りおは笑顔で挨拶をすると、食器を手に立ち上がる。
ガタタッ
「あ…」
昨日の無理がたたったのか、足元がふらついた。
「コラ、動くな。俺がやるから。りおは座ってろ」
赤井が慌てて立ち上がり、自分の食器と一緒にりおの分も手に取った。
「ごめんなさい」
「謝らなくていい。そのまま休んでていいから」
二人分の食器を持って赤井はシンクへと向かう。
赤井を目で追いながら、りおは「ありがと…」と素直に甘えた。