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日曜日の正午。
星奈はパソコンの前に座り、YouTubeの投稿画面を開いていた。
曲名の横に「Relu×青龍星奈」と並ぶ文字が、画面の中央で静かに光っている。
「……これで、本当に公開されちゃうんだ」
自分の声とReluの声が重なった音源は、何度聴いても胸が熱くなる。
でも、公開ボタンにカーソルを合わせた途端、指先が冷たくなるのを感じた。
——また、あの言葉たちが来るかもしれない。
SNSのタイムラインに並ぶ過去の罵声が、頭の中で勝手に再生される。
心臓の鼓動が速くなる。
「星奈さん」
通話の向こうで、Reluの声が穏やかに響いた。
「公開ボタン押すの、俺も一緒にカウントするで。せーの、でいこ」
「……はい」
「ほな……せーの」
カチッ。マウスを押す音が、自分でも驚くほど大きく聞こえた。
投稿完了の画面が開く。世界に、この曲が放たれた。
数分後、再生数はゆっくりと伸び始めた。コメント欄にも感想が並び始める。
「二人の声の相性最高」
「Reluさんの優しさと星奈さんの繊細さが混ざってる」
胸が少しだけ温かくなった——けれど、その下に混ざる冷たい針のような言葉も目に入る。
> 「Relu、なんでこんなやつと組んだ?」
> 「やっぱ星奈は無理」
指先が震え、スクロールする速度が速くなる。
目を逸らしたいのに、つい追ってしまう。
「星奈さん、コメント見すぎんでええよ」
Reluの声が、慌てるように割り込んできた。
「全部受け止めようとしたら、しんどくなる。今大事なんは、聴いてくれる人が確かにおるってことや」
星奈は言葉を失ったまま、手を膝の上で握りしめた。
「……でも、やっぱり怖いです」
「怖くてええんよ。怖いままでも、俺は隣におるから」
静かで確かな声が、胸の奥に染み込んでいく。
星奈は目を閉じて、深く息を吸った。
その夜、曲は予想以上の速度で再生され続けた。
いいねの数も、感想も増えていく。
全部を受け止めることはできない——でも、あの声が支えてくれる限り、まだ立っていられる。
星奈はパソコンの前に座り、YouTubeの投稿画面を開いていた。
曲名の横に「Relu×青龍星奈」と並ぶ文字が、画面の中央で静かに光っている。
「……これで、本当に公開されちゃうんだ」
自分の声とReluの声が重なった音源は、何度聴いても胸が熱くなる。
でも、公開ボタンにカーソルを合わせた途端、指先が冷たくなるのを感じた。
——また、あの言葉たちが来るかもしれない。
SNSのタイムラインに並ぶ過去の罵声が、頭の中で勝手に再生される。
心臓の鼓動が速くなる。
「星奈さん」
通話の向こうで、Reluの声が穏やかに響いた。
「公開ボタン押すの、俺も一緒にカウントするで。せーの、でいこ」
「……はい」
「ほな……せーの」
カチッ。マウスを押す音が、自分でも驚くほど大きく聞こえた。
投稿完了の画面が開く。世界に、この曲が放たれた。
数分後、再生数はゆっくりと伸び始めた。コメント欄にも感想が並び始める。
「二人の声の相性最高」
「Reluさんの優しさと星奈さんの繊細さが混ざってる」
胸が少しだけ温かくなった——けれど、その下に混ざる冷たい針のような言葉も目に入る。
> 「Relu、なんでこんなやつと組んだ?」
> 「やっぱ星奈は無理」
指先が震え、スクロールする速度が速くなる。
目を逸らしたいのに、つい追ってしまう。
「星奈さん、コメント見すぎんでええよ」
Reluの声が、慌てるように割り込んできた。
「全部受け止めようとしたら、しんどくなる。今大事なんは、聴いてくれる人が確かにおるってことや」
星奈は言葉を失ったまま、手を膝の上で握りしめた。
「……でも、やっぱり怖いです」
「怖くてええんよ。怖いままでも、俺は隣におるから」
静かで確かな声が、胸の奥に染み込んでいく。
星奈は目を閉じて、深く息を吸った。
その夜、曲は予想以上の速度で再生され続けた。
いいねの数も、感想も増えていく。
全部を受け止めることはできない——でも、あの声が支えてくれる限り、まだ立っていられる。