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翌朝。雲が低く垂れ込め、湿った空気が街を覆っていた。
Reluは下北沢の小さなスタジオで、昨夜から続けていたミックス作業を終え、深く息を吐いた。
コーヒーを片手にスマホを開くと、昨夜フォローした星奈のアカウントがタイムラインに現れた。
新しい投稿はない。ただ、固定ツイートの歌動画を何度も再生してしまう。
「……やっぱ、ええ声やなぁ」
そう呟きながら、Reluは迷った末にDMの作成画面を開いた。
相手がどう思うかなんて分からない。でも、言葉にしなければ伝わらないこともある。
Relu
> はじめまして。れるです。
> 昨日たまたま歌を聴いて、めっちゃ心に残ってしもた。
> 声、すごい優しいのに、芯がある感じやった。
> 急にフォローして驚かせたらごめん。
送信したあと、Reluはしばらくスマホを見つめていた。返事は来ないかもしれない。
それでも、この一通だけは送りたかった。
一方、星奈はベッドの上でうつ伏せになり、重たい頭を枕に押し付けていた。
昨夜は眠れなかった。朝になっても、胸の中に不安は居座ったままだ。
スマホの通知を確認すると、見慣れないDMが届いている。
画面を開き、ゆっくりと文面を読んだ。
心の奥が、じんわりと温かくなる。最近では、肯定的な言葉をもらうこと自体が珍しかった。
けれど同時に、胸の奥で警戒心がささやく。
『どうせすぐ離れていく』『期待しちゃいけない』
そんな思いを抱えながらも、星奈はスマホを持つ手に少し力を込めた。
星奈
> DM、ありがとうございます。驚きました。
> こんな私の歌を聴いてくれる人がいるなんて……信じられないです。
> でも、うれしかったです。
送信ボタンを押したあと、星奈はしばらく画面を見つめたまま動かなかった。
短いやり取り。けれど、そのやり取りだけで、今日はほんの少しだけ外に出てみようと思えた。
Reluは下北沢の小さなスタジオで、昨夜から続けていたミックス作業を終え、深く息を吐いた。
コーヒーを片手にスマホを開くと、昨夜フォローした星奈のアカウントがタイムラインに現れた。
新しい投稿はない。ただ、固定ツイートの歌動画を何度も再生してしまう。
「……やっぱ、ええ声やなぁ」
そう呟きながら、Reluは迷った末にDMの作成画面を開いた。
相手がどう思うかなんて分からない。でも、言葉にしなければ伝わらないこともある。
Relu
> はじめまして。れるです。
> 昨日たまたま歌を聴いて、めっちゃ心に残ってしもた。
> 声、すごい優しいのに、芯がある感じやった。
> 急にフォローして驚かせたらごめん。
送信したあと、Reluはしばらくスマホを見つめていた。返事は来ないかもしれない。
それでも、この一通だけは送りたかった。
一方、星奈はベッドの上でうつ伏せになり、重たい頭を枕に押し付けていた。
昨夜は眠れなかった。朝になっても、胸の中に不安は居座ったままだ。
スマホの通知を確認すると、見慣れないDMが届いている。
画面を開き、ゆっくりと文面を読んだ。
心の奥が、じんわりと温かくなる。最近では、肯定的な言葉をもらうこと自体が珍しかった。
けれど同時に、胸の奥で警戒心がささやく。
『どうせすぐ離れていく』『期待しちゃいけない』
そんな思いを抱えながらも、星奈はスマホを持つ手に少し力を込めた。
星奈
> DM、ありがとうございます。驚きました。
> こんな私の歌を聴いてくれる人がいるなんて……信じられないです。
> でも、うれしかったです。
送信ボタンを押したあと、星奈はしばらく画面を見つめたまま動かなかった。
短いやり取り。けれど、そのやり取りだけで、今日はほんの少しだけ外に出てみようと思えた。