願わくば、届かずに-Coe.の夜-
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
Reluが姿を消してから――Coe.は、自分の中の「中心」がどこにあるのか分からなくなっていた。
ファンに向ける笑顔も、MCで話す言葉も、すべてが「Reluがいない今」を補うための仮面だった。
「あいつの歌声、僕が代わりに出せるかって?
……そんなん、無理に決まってるでしょ」
くにおやゆうくん、こったんが少しずつ次の道を見つけていくなか、Coe.だけはその場に取り残されていた。
歌は続けていた。だけど、それは祈りのようなものだった。
「Reluに届かなくてもいい。
届かないままでいいから、ぼくは歌うんだ」