沈黙の詩(うた) -如月ゆうの選んだ音-
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
大学で開かれた小さな朗読イベント。
ゆうは、あの「声にならない君へ」を朗読することになった。
マイクの前に立ち、震える指でページをめくる。
れるちの声、Coe.くんの手。
くにおの沈黙、こったんの涙。
全部が、詩のなかに生きていた。
「君の声が聞こえない日は
僕がかわりに歌うよ
君が帰ってこられなくても
僕の歌が 君を見つけるまで」
朗読が終わると、客席から小さな拍手が起こった。
でもそれよりも――
ゆうの中で、ようやく「声」が戻ってきた気がした。