ステージが終わるその前に
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夜風が冷たい季節、東京の外れ。
Coe.はふと、あるライブハウスの前で足を止めた。
チラシには、見覚えのある名前。
「Relu(ex.スターライトポラリス)アコースティックライブ」
それだけの文字が、小さく載っていた。
Coe.はそのまま、建物の前で立ち尽くしていた。
足を踏み入れることはなかった。
代わりに、扉の隙間から漏れた音に、そっと耳を澄ませた。
掠れた声。
やさしく、痛く、誤魔化しのない歌。
その声を、ずっと知っていた。
いや――いまのほうが、ずっと本当のReluだった。
「……よかった」
Coe.は呟き、背を向けて歩き出す。
Reluの歌が、誰かの心を救っている。
それだけで、自分はもう十分だった。
一方、Reluはステージの上から見渡していた。
観客の中にCoe.はいなかった。
でも、彼はふと感じていた。
扉の向こうに、あの人の影を。
「……来てたんやな」
言葉にはしなかったが、確かにそれは伝わった。
そして、歌い終わったあと。
Reluはマイクを通さず、最後に小さく呟いた。
「ありがとう。ずっと、好きやったよ」
もう届かなくてもいい。
でも、言わずにはいられなかった。
彼らの物語は、もう交差することはないかもしれない。
だけど、その軌跡は、確かに夜空に刻まれていた。
北極星が消えても、彼らの光は、誰かの心に残り続ける。
それが――スターライトポラリスだった。
Coe.はふと、あるライブハウスの前で足を止めた。
チラシには、見覚えのある名前。
「Relu(ex.スターライトポラリス)アコースティックライブ」
それだけの文字が、小さく載っていた。
Coe.はそのまま、建物の前で立ち尽くしていた。
足を踏み入れることはなかった。
代わりに、扉の隙間から漏れた音に、そっと耳を澄ませた。
掠れた声。
やさしく、痛く、誤魔化しのない歌。
その声を、ずっと知っていた。
いや――いまのほうが、ずっと本当のReluだった。
「……よかった」
Coe.は呟き、背を向けて歩き出す。
Reluの歌が、誰かの心を救っている。
それだけで、自分はもう十分だった。
一方、Reluはステージの上から見渡していた。
観客の中にCoe.はいなかった。
でも、彼はふと感じていた。
扉の向こうに、あの人の影を。
「……来てたんやな」
言葉にはしなかったが、確かにそれは伝わった。
そして、歌い終わったあと。
Reluはマイクを通さず、最後に小さく呟いた。
「ありがとう。ずっと、好きやったよ」
もう届かなくてもいい。
でも、言わずにはいられなかった。
彼らの物語は、もう交差することはないかもしれない。
だけど、その軌跡は、確かに夜空に刻まれていた。
北極星が消えても、彼らの光は、誰かの心に残り続ける。
それが――スターライトポラリスだった。
