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「照って、ほんと頼りになるよね」
「いざって時は、ひーくんがいるって安心感あるし」
そう言われるたびに、岩本照は“うなずく”ことしかできなかった。
――それは、誇りであると同時に、“檻”でもあった。
事故で命を落とし、この世界で新たに生まれ直した。
アイドル「Snow Man」ではリーダーだったが、今の世界には“役職”も“肩書き”もない。
でも――体は覚えていた。
「誰かを守るのが自分の役目」だと。
だから、9人が再びそろってからも、照は常に周囲に気を配っていた。
自分の悩みは後回し。感情も抑え、背中で語る。それが岩本照だった。
ある日の夜、目黒蓮が言った。
「岩本くんって、ずっと“守る”ことに縛られてない?」
「……どういう意味だよ」
「俺さ、岩本くんのこと“壁”みたいに思ってた。でも最近、それがちょっと寂しいんだ」
「寂しい?」
「守ってくれるのは嬉しいけど、岩本くんが自分の気持ちを話してくれないのは、……俺たちが“支えになれてない”って言われてるみたいで、つらい」
その言葉は、照の胸に静かに突き刺さった。
「守ることが正義」だと信じていた彼にとって、それは初めての“視点の転換”だった。
後日、学校の課題でグループプレゼンがあった。
照はリーダー役を自然と引き受けたが、発表当日の朝、体調を崩して寝込んでしまう。
「俺がいないと…」
「みんな困るだろ…」
「休んでる場合じゃねぇ…」
無理を押して学校へ向かおうとした瞬間、目黒が部屋に飛び込んできた。
「岩本くん! 本当に倒れるよ!? いいから休め!」
「……でも、俺がいないと」
「いるよ、みんなが。お前の代わりはできないけど、支えることはできる」
初めて、「弱音を吐くこと」が許された気がした。
その日、プレゼンは阿部と佐久間が代わりにまとめ、無事に成功。
照は布団の中で、スマホに送られたグループLINEの「任せとけ」の文字を見つめ、静かに涙をこぼした。
照は少しずつ、自分の気持ちを話すようになった。
「今日、ちょっときつかった」
「マジで助かった、ありがとう」
「俺、無理してたんだと思う」
すると、不思議なことに、周りのメンバーが少しずつ“力強く”なっていくのがわかった。
ある夜、深澤がぽつりと言った。
「照が弱音言うと、なんか……“俺らも頑張ろう”って思えるんだよな」
「……へぇ。そりゃ意外」
「“完璧な背中”より、“一緒に歩く仲間”の方が、近くて、力になるんだよ」
その言葉に、照は静かに笑った。
翌朝、岩本照は自分のノートに、ある言葉を書き記した。
「守るだけが強さじゃない。支え合うことが、本当の強さだ」
その文字を見つめてから、そっとペンを置いた。
リーダーじゃなくなったこの世界で。
彼は初めて、“肩書きのない信頼”に包まれていた。
「いざって時は、ひーくんがいるって安心感あるし」
そう言われるたびに、岩本照は“うなずく”ことしかできなかった。
――それは、誇りであると同時に、“檻”でもあった。
事故で命を落とし、この世界で新たに生まれ直した。
アイドル「Snow Man」ではリーダーだったが、今の世界には“役職”も“肩書き”もない。
でも――体は覚えていた。
「誰かを守るのが自分の役目」だと。
だから、9人が再びそろってからも、照は常に周囲に気を配っていた。
自分の悩みは後回し。感情も抑え、背中で語る。それが岩本照だった。
ある日の夜、目黒蓮が言った。
「岩本くんって、ずっと“守る”ことに縛られてない?」
「……どういう意味だよ」
「俺さ、岩本くんのこと“壁”みたいに思ってた。でも最近、それがちょっと寂しいんだ」
「寂しい?」
「守ってくれるのは嬉しいけど、岩本くんが自分の気持ちを話してくれないのは、……俺たちが“支えになれてない”って言われてるみたいで、つらい」
その言葉は、照の胸に静かに突き刺さった。
「守ることが正義」だと信じていた彼にとって、それは初めての“視点の転換”だった。
後日、学校の課題でグループプレゼンがあった。
照はリーダー役を自然と引き受けたが、発表当日の朝、体調を崩して寝込んでしまう。
「俺がいないと…」
「みんな困るだろ…」
「休んでる場合じゃねぇ…」
無理を押して学校へ向かおうとした瞬間、目黒が部屋に飛び込んできた。
「岩本くん! 本当に倒れるよ!? いいから休め!」
「……でも、俺がいないと」
「いるよ、みんなが。お前の代わりはできないけど、支えることはできる」
初めて、「弱音を吐くこと」が許された気がした。
その日、プレゼンは阿部と佐久間が代わりにまとめ、無事に成功。
照は布団の中で、スマホに送られたグループLINEの「任せとけ」の文字を見つめ、静かに涙をこぼした。
照は少しずつ、自分の気持ちを話すようになった。
「今日、ちょっときつかった」
「マジで助かった、ありがとう」
「俺、無理してたんだと思う」
すると、不思議なことに、周りのメンバーが少しずつ“力強く”なっていくのがわかった。
ある夜、深澤がぽつりと言った。
「照が弱音言うと、なんか……“俺らも頑張ろう”って思えるんだよな」
「……へぇ。そりゃ意外」
「“完璧な背中”より、“一緒に歩く仲間”の方が、近くて、力になるんだよ」
その言葉に、照は静かに笑った。
翌朝、岩本照は自分のノートに、ある言葉を書き記した。
「守るだけが強さじゃない。支え合うことが、本当の強さだ」
その文字を見つめてから、そっとペンを置いた。
リーダーじゃなくなったこの世界で。
彼は初めて、“肩書きのない信頼”に包まれていた。