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学園フェスから3日が経った。
月曜の朝、Reluは久しぶりに重たい目をこすりながら制服に袖を通す。
いつもと同じ時間、いつもと同じ駅、けれどなぜかすべてが少しだけ“特別”に感じられる。
それは──
「おはよ、Reluくん!」
通学路の途中、待ち伏せしていたCoe.の存在も大きい。
「はよ……つか、なんで毎朝待ってんねん」
Reluは照れ隠しのように目を逸らす。
「だって……今日も一緒に学校行きたいから」
Coe.のその無邪気な笑顔に、Reluは肩をすくめた。
「……しゃーないな。ついてこいや」
「うん!」
ふたりは並んで歩き出す。
道端のアジサイが、梅雨のはじまりを告げていた。
**
教室に入ると、いつもとは少し違う空気が流れていた。
「あっ、Relu!フェス見たよ!」
「ヤバかったー!『ただいま。』めっちゃ泣いたんだけど……」
「え、Coe.くんもいる!サインちょーだい!」
生徒たちが、ReluとCoe.のまわりに集まる。
目立つことがあまり得意でなかったReluは、戸惑ったように目を泳がせるが、Coe.がさりげなくフォローに入る。
「ごめんね、Reluくん緊張してるだけだから。でも、声かけてくれて嬉しいよ」
その言葉で、空気が柔らかくなった。
Reluは、ぼそっと言った。
「……ありがとな、Coe.」
「へへ、どいたま」
ふたりのやり取りを見ていたクラスメイトたちが「尊い」「彼氏かよ」とざわつくのも、もはや日常の一部だった。
**
放課後、すたぽらの5人は、学校近くのカフェで作戦会議をしていた。
「まずは、フェスの反響まとめようぜ!」
くにがノートPCを開き、視聴者からのコメントやSNSのタグを表示させる。
『#すたぽら感動』『#ただいま神曲』『#CoeRelu尊い』
「この“CoeRelu”タグ、異様に多いんやけど……」
Reluがやや赤面しながらスマホ画面を見つめている。
「それな……昨日の配信で『ReluくんとCoe.くんは実際どういう関係なんですか?』って質問、100件以上来てたよ」
ゆうが苦笑しながら言う。
「まあ、それも人気の証拠ってことで!」
こったろがカメラを取り出して、パシャッと5人の様子を撮影した。
「今度、裏側ドキュメンタリー動画出さない?フェスの準備期間とか、MC打ち合わせとか、舞台裏とかさ」
「めっちゃええやん」
Reluがうなずく。
「そしたら、もっと“リアルなすたぽら”届けられるかもしれんし」
Coe.もにっこりと笑う。
「うん。ファンの子たちにも、ステージの向こう側を見せたいよね」
「じゃあ、編集は俺がやるわ!」
くにが手を挙げた。
「フェスの映像と合わせて、ガチで映画みたいに仕上げたる」
「撮影なら任せて!ついでに、ReluとCoe.の2ショットもいっぱい撮るわ!」
こったろの言葉に、Reluがツッコむ。
「お前、絶対わざとやろ……」
しかし、顔はまんざらでもない。
「ほな、次の動画は“フェスの裏側・すたぽらver.”決定やな」
ゆうがまとめて、全員が頷いた。
**
夜、Coe.の部屋。
編集作業のため、Reluが訪れていた。
PC画面には、舞台袖での2人のやりとりや、MC直前の緊張した表情が映っている。
「……なんか、こっ恥ずかしいな」
Reluが言う。
「そう?僕は、すごく好きだけど」
Coe.の声は静かだった。
「このReluくん、めっちゃ“本音の顔”してる。いつもの無口っぽいReluくんじゃなくて……ちゃんと伝えようとしてる顔」
Reluは、少し言葉に詰まった。
「……俺、さ。言葉にするん、ほんま苦手やねん」
「うん、知ってるよ。でも、Reluくんの“歌”からは、全部伝わってくる」
Coe.が、画面を一時停止して振り返る。
「僕、Reluくんの歌、世界で一番好き」
その目は、まっすぐだった。
Reluはそっと息を呑んだ。
「──Coe.」
「だからね、これからも一緒にいたい。歌いたいし、しゃべりたいし、笑いたい」
「……ずっと?」
「うん。ずっと、そばにいたいよ」
一瞬、時が止まったような空気。
Reluは、ゆっくりと頷いた。
「──俺も、同じ気持ちや」
気づけば、2人の手がそっと触れ合っていた。
**
後日、公開されたフェス裏ドキュメンタリー動画『ただいまの向こう側』は、すたぽらチャンネル史上最速で100万再生を突破した。
コメント欄には、ファンたちのあたたかい声が並ぶ。
「舞台裏、こんなに素直なReluくん初めて見た……」
「Coe.くんの優しさに泣いた。2人とも、本当にありがとう」
「あの“ただいま。”が、ますます大切な曲になった」
「こったろの2ショット撮影GJすぎる」
「すたぽら全員の絆が伝わってくる……このグループ大好き」
すたぽらは、またひとつ“階段”をのぼった。
ただの配信者じゃない──
“心に届くクリエイター”として、彼らの青春は輝き続けていた。
月曜の朝、Reluは久しぶりに重たい目をこすりながら制服に袖を通す。
いつもと同じ時間、いつもと同じ駅、けれどなぜかすべてが少しだけ“特別”に感じられる。
それは──
「おはよ、Reluくん!」
通学路の途中、待ち伏せしていたCoe.の存在も大きい。
「はよ……つか、なんで毎朝待ってんねん」
Reluは照れ隠しのように目を逸らす。
「だって……今日も一緒に学校行きたいから」
Coe.のその無邪気な笑顔に、Reluは肩をすくめた。
「……しゃーないな。ついてこいや」
「うん!」
ふたりは並んで歩き出す。
道端のアジサイが、梅雨のはじまりを告げていた。
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教室に入ると、いつもとは少し違う空気が流れていた。
「あっ、Relu!フェス見たよ!」
「ヤバかったー!『ただいま。』めっちゃ泣いたんだけど……」
「え、Coe.くんもいる!サインちょーだい!」
生徒たちが、ReluとCoe.のまわりに集まる。
目立つことがあまり得意でなかったReluは、戸惑ったように目を泳がせるが、Coe.がさりげなくフォローに入る。
「ごめんね、Reluくん緊張してるだけだから。でも、声かけてくれて嬉しいよ」
その言葉で、空気が柔らかくなった。
Reluは、ぼそっと言った。
「……ありがとな、Coe.」
「へへ、どいたま」
ふたりのやり取りを見ていたクラスメイトたちが「尊い」「彼氏かよ」とざわつくのも、もはや日常の一部だった。
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放課後、すたぽらの5人は、学校近くのカフェで作戦会議をしていた。
「まずは、フェスの反響まとめようぜ!」
くにがノートPCを開き、視聴者からのコメントやSNSのタグを表示させる。
『#すたぽら感動』『#ただいま神曲』『#CoeRelu尊い』
「この“CoeRelu”タグ、異様に多いんやけど……」
Reluがやや赤面しながらスマホ画面を見つめている。
「それな……昨日の配信で『ReluくんとCoe.くんは実際どういう関係なんですか?』って質問、100件以上来てたよ」
ゆうが苦笑しながら言う。
「まあ、それも人気の証拠ってことで!」
こったろがカメラを取り出して、パシャッと5人の様子を撮影した。
「今度、裏側ドキュメンタリー動画出さない?フェスの準備期間とか、MC打ち合わせとか、舞台裏とかさ」
「めっちゃええやん」
Reluがうなずく。
「そしたら、もっと“リアルなすたぽら”届けられるかもしれんし」
Coe.もにっこりと笑う。
「うん。ファンの子たちにも、ステージの向こう側を見せたいよね」
「じゃあ、編集は俺がやるわ!」
くにが手を挙げた。
「フェスの映像と合わせて、ガチで映画みたいに仕上げたる」
「撮影なら任せて!ついでに、ReluとCoe.の2ショットもいっぱい撮るわ!」
こったろの言葉に、Reluがツッコむ。
「お前、絶対わざとやろ……」
しかし、顔はまんざらでもない。
「ほな、次の動画は“フェスの裏側・すたぽらver.”決定やな」
ゆうがまとめて、全員が頷いた。
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夜、Coe.の部屋。
編集作業のため、Reluが訪れていた。
PC画面には、舞台袖での2人のやりとりや、MC直前の緊張した表情が映っている。
「……なんか、こっ恥ずかしいな」
Reluが言う。
「そう?僕は、すごく好きだけど」
Coe.の声は静かだった。
「このReluくん、めっちゃ“本音の顔”してる。いつもの無口っぽいReluくんじゃなくて……ちゃんと伝えようとしてる顔」
Reluは、少し言葉に詰まった。
「……俺、さ。言葉にするん、ほんま苦手やねん」
「うん、知ってるよ。でも、Reluくんの“歌”からは、全部伝わってくる」
Coe.が、画面を一時停止して振り返る。
「僕、Reluくんの歌、世界で一番好き」
その目は、まっすぐだった。
Reluはそっと息を呑んだ。
「──Coe.」
「だからね、これからも一緒にいたい。歌いたいし、しゃべりたいし、笑いたい」
「……ずっと?」
「うん。ずっと、そばにいたいよ」
一瞬、時が止まったような空気。
Reluは、ゆっくりと頷いた。
「──俺も、同じ気持ちや」
気づけば、2人の手がそっと触れ合っていた。
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後日、公開されたフェス裏ドキュメンタリー動画『ただいまの向こう側』は、すたぽらチャンネル史上最速で100万再生を突破した。
コメント欄には、ファンたちのあたたかい声が並ぶ。
「舞台裏、こんなに素直なReluくん初めて見た……」
「Coe.くんの優しさに泣いた。2人とも、本当にありがとう」
「あの“ただいま。”が、ますます大切な曲になった」
「こったろの2ショット撮影GJすぎる」
「すたぽら全員の絆が伝わってくる……このグループ大好き」
すたぽらは、またひとつ“階段”をのぼった。
ただの配信者じゃない──
“心に届くクリエイター”として、彼らの青春は輝き続けていた。