story
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ということで、準優勝おめでとうございます! そして、すたぽらさんには特別賞として──」
プロデューサーがそう告げた瞬間、メンバーは一斉に顔を見合わせた。
「……マジで?」
「やっば、これ……!」
「ほんまに俺らでええんか?」
特別賞──それは、全国の映画館や渋谷ビジョンで流れるCM出演権。
優勝チームを超える話題性と人気票を得たすたぽらに、公式がオファーを出したのだ。
「CMやて!」「俺ら映像の顔面、間に合ってるか?」「お前の顔、編集で2.5倍盛らなきゃなw」
興奮まじりにふざけ合う中、Coe.とReluだけが少し離れて立っていた。
「……夢、どんどん叶っていくな」
Reluがポツリと言う。
「うん。まるで現実じゃないみたいだ」
Coe.は少し目を細めて、照明の下の仲間たちを見つめた。
「けど、本当だ。だって、Reluくんが隣にいるから」
Reluは何かを言いかけて、言葉を飲み込む。
代わりに、小さく笑った。
**
CMのテーマは**“本音を届ける言葉”**。
監督は、「すたぽらの“距離感”に注目している」と言った。
「ふだん見せている素の空気感を、そのまま映像にしたい」と。
撮影当日、舞台は渋谷のスクランブル交差点近く。
朝からヘアメイクやリハーサルが行われ、現場はざわめいていた。
「ReluくんとCoe.くんは、ちょっとこっち来てー」
スタッフに呼ばれ、2人は歩き出す。
「今回、ラストシーンだけはアドリブでやってほしいんだ。2人の言葉で、自由に“すたぽらとして伝えたいこと”を言って」
「……わかりました」
Coe.はすぐに答え、Reluも小さく頷いた。
**
本番。
ふたりは、夜の渋谷の歩道橋に立っていた。
背景には、光の海。行き交う人、ビジョンのきらめき、車のヘッドライト。
カメラが回る。照明が照らす。
Reluが、ポツリと語り出す。
「──俺、昔は“自分の言葉”なんか、誰も求めてへんって思ってた」
「歌っても、誰にも届かんって、諦めとった」
「でもな……ここにおって、一緒におって、気づいた」
Reluが、Coe.に向き直る。
「俺……ちゃんと、言いたいことあるわ」
「……俺は、すたぽらで、Coe.とおることで、初めて“伝えたい”って思った」
カメラの奥、スタッフの動きも止まる。
Coe.がそっと、Reluの手を取る。
「──僕はね、Reluくんが言葉にしてくれるたび、胸が熱くなるんだ」
「無口でも、不器用でも……Reluくんの想いは、ちゃんと届いてるよ」
Reluは、小さくうなずく。
その表情は、照れ隠しの笑顔と、少しの涙。
そして──
「だから……これからも、ずっと一緒に届けたい。君と」
「──僕もだよ。Reluくんとなら、どこまででも行ける」
ラストカット、ふたりの手がしっかりと握られる。
CMのコピーが重なる。
「本音を届ける。心で繋がる。──すたぽら」
カメラが止まり、監督が拍手を送った。
「……完璧。これ、映画館で泣く人いるぞ」
**
翌週。
YouTubeチャンネルに、CMのメイキングと裏話動画が投稿された。
ReluとCoe.のラストシーンはSNSで瞬く間に拡散され、
「#リルコエCM」がトレンド1位に。
「え、これCMなの? 恋愛ドラマやん」
「Reluくん、顔赤すぎて可愛いすぎた」
「“君となら”ってセリフ、全オタクが死んだ」
「CMってか、これが本編でしょ? 続き求む」
こったろは動画のコメント欄をスクショして見せながら爆笑していた。
「お前ら、まじで付き合ってる?www」
「そ、そんなんちゃうわ!!」
Reluが即座に否定するも、Coe.はさらっとこう言った。
「でも、僕はReluくんのこと、大事に思ってるよ。本当に」
スタジオが一瞬、静かになる。
こったろがにやっと笑って、
「うわー、これはガチっぽいやつ〜〜!!」
ゆうとくにも苦笑いしながら、静かに話題を変えた。
けど、Reluはずっと照れながら、口元を押さえていた。
**
夜、ファンミーティングの準備中。
Coe.がスタジオの控室でReluを見つける。
「……Reluくん。ちょっと、いい?」
Reluは緊張気味にうなずいた。
ふたりだけの静かな空間。
「さっき、言ったこと──“大事に思ってる”って」
「……うん」
「それって、ただの仲間って意味じゃないよ。ちゃんと、“好き”って意味で言ったんだよ」
Coe.の声は静かで、真っ直ぐだった。
Reluは目を見開いて、そして、ゆっくりと息を吐いた。
「……俺も、あんたのこと、ずっと好きや」
「自分でも気づかんうちに、惹かれとった」
「歌で、言葉で、表情で……どんどん、惚れていった」
ふたりの間に、言葉じゃない空気が流れる。
それは告白のあとの、静かな優しさ。
「──ありがとう、Reluくん」
「こっちこそ……ありがとな、Coe.」
指先がそっと重なる。
言葉より、深く。
目線より、確かに。
ふたりは、ようやく気持ちを通わせた。
**
そして迎えた、ファンミーティング当日。
「せーのっ!」
「すたぽらですっ!!」
観客席には、これまでで最大規模のファンたち。
ペンライトが波のように揺れ、チャットが止まらない。
ゆうがMCを務め、こったろとくにが笑いを取り、ReluとCoe.はパフォーマンスで魅せる。
最後のコーナー、「5人の本音トーク」。
Reluが、マイクを握る。
「俺……正直、すたぽらにおることで、“自分変われた”って思ってます」
「不器用で、言葉にするの苦手やったけど……今日、言いたいことある」
観客がざわつく。
Reluが、となりのCoe.を見る。
「──俺、Coe.が好きです」
一瞬の静寂。
「仲間としてやなくて、一人の人間として、好きや」
「ずっと、隣におってくれた。支えてくれた。惚れんほうが無理やって」
会場から、歓声と拍手と悲鳴と「知ってた」コール。
Coe.がマイクを取り、照れた笑顔で言う。
「……僕も、Reluくんのことが大好きです」
「今日からは、ちょっと特別な“すたぽら”になります」
それは、恋が青春に変わった瞬間。
**
その夜のトレンドは、「#すたぽら告白祭り」「#リルコエ本物」などで埋め尽くされ、
翌朝のニュースにも取り上げられた。
けれど──
ふたりにとって大切なのは、ただひとつ。
「隣にいる」という事実だけ。
夢も、未来も、不安も。全部、一緒に抱えていける。
だから進める。
プロデューサーがそう告げた瞬間、メンバーは一斉に顔を見合わせた。
「……マジで?」
「やっば、これ……!」
「ほんまに俺らでええんか?」
特別賞──それは、全国の映画館や渋谷ビジョンで流れるCM出演権。
優勝チームを超える話題性と人気票を得たすたぽらに、公式がオファーを出したのだ。
「CMやて!」「俺ら映像の顔面、間に合ってるか?」「お前の顔、編集で2.5倍盛らなきゃなw」
興奮まじりにふざけ合う中、Coe.とReluだけが少し離れて立っていた。
「……夢、どんどん叶っていくな」
Reluがポツリと言う。
「うん。まるで現実じゃないみたいだ」
Coe.は少し目を細めて、照明の下の仲間たちを見つめた。
「けど、本当だ。だって、Reluくんが隣にいるから」
Reluは何かを言いかけて、言葉を飲み込む。
代わりに、小さく笑った。
**
CMのテーマは**“本音を届ける言葉”**。
監督は、「すたぽらの“距離感”に注目している」と言った。
「ふだん見せている素の空気感を、そのまま映像にしたい」と。
撮影当日、舞台は渋谷のスクランブル交差点近く。
朝からヘアメイクやリハーサルが行われ、現場はざわめいていた。
「ReluくんとCoe.くんは、ちょっとこっち来てー」
スタッフに呼ばれ、2人は歩き出す。
「今回、ラストシーンだけはアドリブでやってほしいんだ。2人の言葉で、自由に“すたぽらとして伝えたいこと”を言って」
「……わかりました」
Coe.はすぐに答え、Reluも小さく頷いた。
**
本番。
ふたりは、夜の渋谷の歩道橋に立っていた。
背景には、光の海。行き交う人、ビジョンのきらめき、車のヘッドライト。
カメラが回る。照明が照らす。
Reluが、ポツリと語り出す。
「──俺、昔は“自分の言葉”なんか、誰も求めてへんって思ってた」
「歌っても、誰にも届かんって、諦めとった」
「でもな……ここにおって、一緒におって、気づいた」
Reluが、Coe.に向き直る。
「俺……ちゃんと、言いたいことあるわ」
「……俺は、すたぽらで、Coe.とおることで、初めて“伝えたい”って思った」
カメラの奥、スタッフの動きも止まる。
Coe.がそっと、Reluの手を取る。
「──僕はね、Reluくんが言葉にしてくれるたび、胸が熱くなるんだ」
「無口でも、不器用でも……Reluくんの想いは、ちゃんと届いてるよ」
Reluは、小さくうなずく。
その表情は、照れ隠しの笑顔と、少しの涙。
そして──
「だから……これからも、ずっと一緒に届けたい。君と」
「──僕もだよ。Reluくんとなら、どこまででも行ける」
ラストカット、ふたりの手がしっかりと握られる。
CMのコピーが重なる。
「本音を届ける。心で繋がる。──すたぽら」
カメラが止まり、監督が拍手を送った。
「……完璧。これ、映画館で泣く人いるぞ」
**
翌週。
YouTubeチャンネルに、CMのメイキングと裏話動画が投稿された。
ReluとCoe.のラストシーンはSNSで瞬く間に拡散され、
「#リルコエCM」がトレンド1位に。
「え、これCMなの? 恋愛ドラマやん」
「Reluくん、顔赤すぎて可愛いすぎた」
「“君となら”ってセリフ、全オタクが死んだ」
「CMってか、これが本編でしょ? 続き求む」
こったろは動画のコメント欄をスクショして見せながら爆笑していた。
「お前ら、まじで付き合ってる?www」
「そ、そんなんちゃうわ!!」
Reluが即座に否定するも、Coe.はさらっとこう言った。
「でも、僕はReluくんのこと、大事に思ってるよ。本当に」
スタジオが一瞬、静かになる。
こったろがにやっと笑って、
「うわー、これはガチっぽいやつ〜〜!!」
ゆうとくにも苦笑いしながら、静かに話題を変えた。
けど、Reluはずっと照れながら、口元を押さえていた。
**
夜、ファンミーティングの準備中。
Coe.がスタジオの控室でReluを見つける。
「……Reluくん。ちょっと、いい?」
Reluは緊張気味にうなずいた。
ふたりだけの静かな空間。
「さっき、言ったこと──“大事に思ってる”って」
「……うん」
「それって、ただの仲間って意味じゃないよ。ちゃんと、“好き”って意味で言ったんだよ」
Coe.の声は静かで、真っ直ぐだった。
Reluは目を見開いて、そして、ゆっくりと息を吐いた。
「……俺も、あんたのこと、ずっと好きや」
「自分でも気づかんうちに、惹かれとった」
「歌で、言葉で、表情で……どんどん、惚れていった」
ふたりの間に、言葉じゃない空気が流れる。
それは告白のあとの、静かな優しさ。
「──ありがとう、Reluくん」
「こっちこそ……ありがとな、Coe.」
指先がそっと重なる。
言葉より、深く。
目線より、確かに。
ふたりは、ようやく気持ちを通わせた。
**
そして迎えた、ファンミーティング当日。
「せーのっ!」
「すたぽらですっ!!」
観客席には、これまでで最大規模のファンたち。
ペンライトが波のように揺れ、チャットが止まらない。
ゆうがMCを務め、こったろとくにが笑いを取り、ReluとCoe.はパフォーマンスで魅せる。
最後のコーナー、「5人の本音トーク」。
Reluが、マイクを握る。
「俺……正直、すたぽらにおることで、“自分変われた”って思ってます」
「不器用で、言葉にするの苦手やったけど……今日、言いたいことある」
観客がざわつく。
Reluが、となりのCoe.を見る。
「──俺、Coe.が好きです」
一瞬の静寂。
「仲間としてやなくて、一人の人間として、好きや」
「ずっと、隣におってくれた。支えてくれた。惚れんほうが無理やって」
会場から、歓声と拍手と悲鳴と「知ってた」コール。
Coe.がマイクを取り、照れた笑顔で言う。
「……僕も、Reluくんのことが大好きです」
「今日からは、ちょっと特別な“すたぽら”になります」
それは、恋が青春に変わった瞬間。
**
その夜のトレンドは、「#すたぽら告白祭り」「#リルコエ本物」などで埋め尽くされ、
翌朝のニュースにも取り上げられた。
けれど──
ふたりにとって大切なのは、ただひとつ。
「隣にいる」という事実だけ。
夢も、未来も、不安も。全部、一緒に抱えていける。
だから進める。