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北海道の冷たい風が窓を揺らす朝、Coe.は静かな部屋で息を整えていた。
顔を出さずに歌い手活動をする「すたぽら」の最年少リーダー。赤いメンバーカラーを背負いながらも、内心は少し不安でいっぱいだった。
「今日、合同配信の初日……ちゃんとできるかな……」
スタジオに集まるのは、すたぽらだけじゃない。
「シクフォニ」「いれいす」「クロノヴァ」という4つのグループが集まる大きな企画だ。
歌い手たちが顔出しせず、動画やライブでファンと繋がる世界で、これほどの大所帯が揃うのは稀だった。
配信開始まで1時間を切り、メンバーが次々と集まってくる。
「おはよう、こえ!」
Reluが関西弁の毒舌で声をかける。
「今日の作詞作曲、任されたからな。みんな期待してや」
いつも冷静で、天才肌の彼がそう言うと、不思議と緊張が和らぐ。
くには軽快にストレッチをしながら「やっと俺らの時間だな!」と元気づける。
こったろは優しい微笑みを浮かべつつ「無理しないようにな」と声をかけてくれる。
ゆうはふわふわとした空気で「ゆさん、英語パートがんばるからね~」と小さく言った。
メンバーカラーが揃うと、まるで赤や水色、オレンジ、紫、緑の星たちが夜空に輝くように見えた。
隣の部屋では「シクフォニ」のLANがメンバーをまとめていた。
彼もまたリーダーで、ピンクの色を背負う男だ。
「今回の配信は俺たちの運命を掴み取る大事なステージ。全力でいこう」
いるま、こさめ、暇72、すち、みこと……個性豊かな6人が集い、空気はピリリと引き締まっている。
ただの合同配信ではない、何か特別な「勝負」が始まる予感がした。
そして「いれいす」チーム。
リーダーのないこは緊張しつつも社長らしい凛々しい表情。
「今日は、リスナーが楽しめるように全力で盛り上げていこう!」と声を張った。
If、ゆうすけ、りうら、初兎、ほとけ……
メンバーはそれぞれ個性的で、特にゆうすけの圧倒的歌唱力はファンの間でも評判だった。
「クロノヴァ」は他のグループとは違う雰囲気だ。
黒組のリーダーARKHEが中二病風に「我が魔王、降臨せり」とつぶやけば、しのはエゴサの話で自虐的に笑う。
白組のかなめはメンバーに無茶ぶりを繰り返し、れむは可愛い外見とは裏腹に長時間労働で疲れていた。
配信スタジオの中央に集合し、ディレクターの声が響く。
「それでは、合同YouTubeライブ配信、まもなくスタートです!」
Coe.は小さく拳を握った。
これは、彼らの青春の一ページ。
これから始まる、歌い手たちの新たな星たちの物語だった。
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