病みクラ すたぽら
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――Reluがいなくなった。
それは、ある意味で必然だったのかもしれない。何も言わずに、何も残さずに、彼はすたぽらのLINEグループからも、作業用の共有ドライブからも、消えていた。
「え、……Relu? どこ行ったの……?」
最初に異変に気づいたのはCoe.だった。毎朝確認している作詞ファイルの更新が、数日間止まっていたのだ。
「連絡……つかないのか?」
こったろの声が、かすかに揺れた。
「うん。既読も……ずっと、ついてない」
ゆうが、ぽつりと呟く。その声は、今までの彼からは想像できないほど弱々しかった。
「くに、そっちは?」
「……同じ。LINEも、DMも、電話も……全部、無視されてる」
Coe.は静かに頷き、PCを閉じた。
Reluのいないグループは、音を失った。
リーダーとして、何を言えばいいのか、何をすべきなのか。それすらも、見えなくなっていた。
だが、その沈黙は、すぐに“証拠”として燃料に変わった。
《すたぽらからReluが逃げた》《やっぱあいつが黒幕じゃん》《逃げ癖ついてそう》
Xでは、彼の行方を巡る“捜索ごっこ”が始まり、やがて推測と憶測が入り混じった憎悪に染まっていった。
「Reluの実家、北海道って言ってなかった?」
「前に泊まった旅館、どこだったっけ?」
「オフ会で見たってやつ、顔覚えてる?」
軽率な言葉が、彼の現実の居場所を追い詰めていく。
「……俺ら、もう壊れてんのかもな」
くにのその言葉に、誰も返事をしなかった。
崩壊は、もう始まっていた。
それは、ある意味で必然だったのかもしれない。何も言わずに、何も残さずに、彼はすたぽらのLINEグループからも、作業用の共有ドライブからも、消えていた。
「え、……Relu? どこ行ったの……?」
最初に異変に気づいたのはCoe.だった。毎朝確認している作詞ファイルの更新が、数日間止まっていたのだ。
「連絡……つかないのか?」
こったろの声が、かすかに揺れた。
「うん。既読も……ずっと、ついてない」
ゆうが、ぽつりと呟く。その声は、今までの彼からは想像できないほど弱々しかった。
「くに、そっちは?」
「……同じ。LINEも、DMも、電話も……全部、無視されてる」
Coe.は静かに頷き、PCを閉じた。
Reluのいないグループは、音を失った。
リーダーとして、何を言えばいいのか、何をすべきなのか。それすらも、見えなくなっていた。
だが、その沈黙は、すぐに“証拠”として燃料に変わった。
《すたぽらからReluが逃げた》《やっぱあいつが黒幕じゃん》《逃げ癖ついてそう》
Xでは、彼の行方を巡る“捜索ごっこ”が始まり、やがて推測と憶測が入り混じった憎悪に染まっていった。
「Reluの実家、北海道って言ってなかった?」
「前に泊まった旅館、どこだったっけ?」
「オフ会で見たってやつ、顔覚えてる?」
軽率な言葉が、彼の現実の居場所を追い詰めていく。
「……俺ら、もう壊れてんのかもな」
くにのその言葉に、誰も返事をしなかった。
崩壊は、もう始まっていた。