病みクラ すたぽら
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Reluが残した「Starlight Endroll」は、瞬く間に大きな波紋を広げていた。
配信された直後から再生数は跳ね上がり、SNSでは「Reluが本当にいなくなってしまうのか?」「嘘だと信じたい」という声が飛び交った。だが、どこを探してもReluの姿は見つからず、Relu自身のアカウントも沈黙を続けたまま。
「もう、あいつは……戻ってこないのかもしれない」
こったろが呟くように言ったのは、Coe.たちが再び事務所の一室に集まった日のことだった。
「それでも、Reluの曲は……Reluの想いは、俺たちに届いた」
Coe.はまっすぐに前を見据える。
「Reluは“光”を求めてた。きっと、自分が消えても、俺たちが“その光”を誰かに届けていくことを望んでる」
「Reluの代わりになんてなれないよ……!」
ゆうが、今にも泣きそうな声で言う。
「ゆさん、無理だよ。Reluがいないすたぽらなんて、もう……」
「ゆうくん」
Coe.がそっと名を呼ぶと、ゆうは目を伏せた。
「Reluさんのいた“すたぽら”は、今ここにある。俺たちの中に、Reluさんは生きてるんだよ」
こったろが、そっとその背中を支えるように言った。
「俺たちは、前に進まないと。Reluが遺したものを、繋げるために」
「……うん。ゆさん、がんばる」
ゆうは涙を拭き、微笑んだ。
くには、少しだけ目を伏せていたが、やがてぽつりと口を開いた。
「……Reluは、最後まで“優しかった”な。全部、自分の中で抱えて、誰にも頼らないで……」
「違う」
Coe.が首を振る。
「Reluさんは、最後に“頼った”んだよ。あの藍って人に。俺たちじゃなかったけど、誰かに心を開けた。それが、Reluの“救い”だったんじゃないかな」
沈黙が部屋を包む。
けれどその沈黙は、かつてのような苦しさを孕んだものではなかった。
どこか、穏やかで――切なく、優しい沈黙だった。
一方その頃――
Reluは、小さな木造の別荘で、静かに息をしていた。
日差しの入る窓辺のベッド。
肌は青白く、声も出せず、もう目すら開けられない。
それでも、彼の唇には微かな笑みがあった。
そばには、藍。
静かに、彼の手を握っていた。
「――みんな、ちゃんと受け取ってたよ。君の歌も、君の想いも」
藍の声は穏やかだった。
「君が残した“光”は、ちゃんと世界に届いた。……大丈夫。もう、安心して」
Reluの指が、わずかに動いた。
まるで「ありがとう」と言うかのように。
藍は目を伏せ、そっとその指先にキスを落とした。
「俺は、忘れないよ。……君が、最後まで生きようとしていたことを」
窓の外、夜空に星がまたたく。
そのひとつが、流れ星となって、静かに空を横切った。
翌朝。
Reluは――もう、目を覚ますことはなかった。
だが、彼が遺した音楽と想いは、すたぽらの仲間たちと、彼を愛した人々の中で、永遠に生き続けていく。
Starlight Endroll――それは、あるひとりの少年が、自らの終焉を照らすために紡いだ“光”の歌だった。
配信された直後から再生数は跳ね上がり、SNSでは「Reluが本当にいなくなってしまうのか?」「嘘だと信じたい」という声が飛び交った。だが、どこを探してもReluの姿は見つからず、Relu自身のアカウントも沈黙を続けたまま。
「もう、あいつは……戻ってこないのかもしれない」
こったろが呟くように言ったのは、Coe.たちが再び事務所の一室に集まった日のことだった。
「それでも、Reluの曲は……Reluの想いは、俺たちに届いた」
Coe.はまっすぐに前を見据える。
「Reluは“光”を求めてた。きっと、自分が消えても、俺たちが“その光”を誰かに届けていくことを望んでる」
「Reluの代わりになんてなれないよ……!」
ゆうが、今にも泣きそうな声で言う。
「ゆさん、無理だよ。Reluがいないすたぽらなんて、もう……」
「ゆうくん」
Coe.がそっと名を呼ぶと、ゆうは目を伏せた。
「Reluさんのいた“すたぽら”は、今ここにある。俺たちの中に、Reluさんは生きてるんだよ」
こったろが、そっとその背中を支えるように言った。
「俺たちは、前に進まないと。Reluが遺したものを、繋げるために」
「……うん。ゆさん、がんばる」
ゆうは涙を拭き、微笑んだ。
くには、少しだけ目を伏せていたが、やがてぽつりと口を開いた。
「……Reluは、最後まで“優しかった”な。全部、自分の中で抱えて、誰にも頼らないで……」
「違う」
Coe.が首を振る。
「Reluさんは、最後に“頼った”んだよ。あの藍って人に。俺たちじゃなかったけど、誰かに心を開けた。それが、Reluの“救い”だったんじゃないかな」
沈黙が部屋を包む。
けれどその沈黙は、かつてのような苦しさを孕んだものではなかった。
どこか、穏やかで――切なく、優しい沈黙だった。
一方その頃――
Reluは、小さな木造の別荘で、静かに息をしていた。
日差しの入る窓辺のベッド。
肌は青白く、声も出せず、もう目すら開けられない。
それでも、彼の唇には微かな笑みがあった。
そばには、藍。
静かに、彼の手を握っていた。
「――みんな、ちゃんと受け取ってたよ。君の歌も、君の想いも」
藍の声は穏やかだった。
「君が残した“光”は、ちゃんと世界に届いた。……大丈夫。もう、安心して」
Reluの指が、わずかに動いた。
まるで「ありがとう」と言うかのように。
藍は目を伏せ、そっとその指先にキスを落とした。
「俺は、忘れないよ。……君が、最後まで生きようとしていたことを」
窓の外、夜空に星がまたたく。
そのひとつが、流れ星となって、静かに空を横切った。
翌朝。
Reluは――もう、目を覚ますことはなかった。
だが、彼が遺した音楽と想いは、すたぽらの仲間たちと、彼を愛した人々の中で、永遠に生き続けていく。
Starlight Endroll――それは、あるひとりの少年が、自らの終焉を照らすために紡いだ“光”の歌だった。