病みクラ すたぽら
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――拡散された猛毒は、思った以上に速く、深く、静かに彼らを蝕んでいた。
「お前さ、あのとき庇ってやればよかったんじゃね?」
「いや、むしろ笑ってたのが一番ダメだったでしょ」
動画のコメント欄はすでにカオスと化していた。
正義を語る匿名の声が、次から次へと誰かを責める矛先に変えていく。
「俺が…俺が悪かったのか?」
くにはベッドに顔を伏せて呟いた。
彼の笑顔は、明るさとバカ正直さが混じった「すたぽらのムードメーカー」そのものだった。
でも今、彼のその笑顔は、過去のアーカイブごと槍玉に挙げられていた。
《くにの笑い方、馬鹿にしてるようにしか見えない》《配信中に笑ったのおかしい》
何もかもが裏目に出る。
ふと、スマホが震える。
『配信、大丈夫?無理しないでね』
スタッフからのメッセージ。
けれど、その「優しさ」にさえ、くには今、耐えられなかった。
一方、ゆうはというと、Xに投稿した「曖昧な擁護文」が炎上していた。
【誰かを叩いても、心は救われませんよ……ゆさんはそう思う】
この投稿に対して、飛び交うリプライ。
《正義ぶるな》《こいつも他人事》《お花畑脳すぎ》
ふわふわとした彼の言葉は、やさしさとして通じるよりも、現実を見ていないと切り捨てられる結果となった。
その夜、こったろが配信を開始した。
普段と同じ穏やかな声、いつものように始まる雑談。
「みんな、心配かけてごめんね。今日は……少しだけ、話したいことがあります」
画面には、少しやつれた彼の姿が映っていた。
「すたぽらは、今ちょっと揺れてる。……でも、俺たちは、仲間だよ」
その真っ直ぐな言葉に、少しだけ、コメント欄が温度を取り戻しかけた。
だが――
翌朝、こったろのアカウントが一時凍結された。
「規約違反」とだけ記された通知。
誰かが通報したのだ。
副作用の毒は、すでに彼ら全員に回り始めていた。
Reluだけが、なお沈黙を続けていた。
姿を見せず、声も発さず、彼がどこにいるのかさえ、誰も知らなかった。
ただひとつ確かなのは――
彼だけが、次に来る“本当の崩壊”を知っていた。
「お前さ、あのとき庇ってやればよかったんじゃね?」
「いや、むしろ笑ってたのが一番ダメだったでしょ」
動画のコメント欄はすでにカオスと化していた。
正義を語る匿名の声が、次から次へと誰かを責める矛先に変えていく。
「俺が…俺が悪かったのか?」
くにはベッドに顔を伏せて呟いた。
彼の笑顔は、明るさとバカ正直さが混じった「すたぽらのムードメーカー」そのものだった。
でも今、彼のその笑顔は、過去のアーカイブごと槍玉に挙げられていた。
《くにの笑い方、馬鹿にしてるようにしか見えない》《配信中に笑ったのおかしい》
何もかもが裏目に出る。
ふと、スマホが震える。
『配信、大丈夫?無理しないでね』
スタッフからのメッセージ。
けれど、その「優しさ」にさえ、くには今、耐えられなかった。
一方、ゆうはというと、Xに投稿した「曖昧な擁護文」が炎上していた。
【誰かを叩いても、心は救われませんよ……ゆさんはそう思う】
この投稿に対して、飛び交うリプライ。
《正義ぶるな》《こいつも他人事》《お花畑脳すぎ》
ふわふわとした彼の言葉は、やさしさとして通じるよりも、現実を見ていないと切り捨てられる結果となった。
その夜、こったろが配信を開始した。
普段と同じ穏やかな声、いつものように始まる雑談。
「みんな、心配かけてごめんね。今日は……少しだけ、話したいことがあります」
画面には、少しやつれた彼の姿が映っていた。
「すたぽらは、今ちょっと揺れてる。……でも、俺たちは、仲間だよ」
その真っ直ぐな言葉に、少しだけ、コメント欄が温度を取り戻しかけた。
だが――
翌朝、こったろのアカウントが一時凍結された。
「規約違反」とだけ記された通知。
誰かが通報したのだ。
副作用の毒は、すでに彼ら全員に回り始めていた。
Reluだけが、なお沈黙を続けていた。
姿を見せず、声も発さず、彼がどこにいるのかさえ、誰も知らなかった。
ただひとつ確かなのは――
彼だけが、次に来る“本当の崩壊”を知っていた。