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「隠してた煩悩 綻び敗れていく」
この一行から始まったReluの物語は、終焉ではなく再構築のフェーズへと突入していた。
“すたぽら”の5人と藍は、Reluを中心に動き始めていた。
リビングの中心には、開かれたノートPCと、たくさんのメモ。
作詞用のノートには、Reluの直筆の言葉が並んでいる。
「“無様でも、意味があったって証明したい”。……自分、これが言いたいんや」
「……いいじゃん」
こったろが静かにうなずく。
「それ、歌詞のコアにできる。むしろ俺、もうそこにサビのメロディ浮かんでる」
ゆうがキラキラした瞳でReluを見つめる。
「Reluくん、ゆさんにも、その気持ちわけてほしいなあ……」
くにが肩をすくめる。
「なあ、真面目な話してるときに急にメルヘンなこと言うなよ」
「でも、真面目だからこそ“伝える力”って必要でしょ?」
Coe.が小さく笑いながらフォローする。
「うん、みんなの言葉、音、気持ち……全部がReluの世界を形にしていくんだよね。じゃあ、次の小節は……」
まるで一つの生命体のように、彼らの呼吸と感性が混ざっていく。
Reluの体調は決して良くはなかったが、その一音一語に込められる“生”は、誰よりも力強かった。
***
「……そろそろ休まな、あかんって」
Reluが言ったのは夜中の2時をまわった頃だった。
目の下には隈ができていて、声にも少し疲労が滲む。
「でも、まだ……!」
「ゆう」
藍が制した。
「Reluは、“ちゃんと生きてる”。無理をさせたら、それこそ逆だ」
Reluは、藍に軽く手を挙げてみせる。
「大丈夫や。明日もある。明日も音を作れる。それが、今の幸せや」
Coe.が、そっと頷く。
「じゃあ、今日のところはここまでにしよう。続きは明日、また」
Reluは椅子にもたれかかりながら、誰にも聞こえないような声で呟いた。
「……“明日”があるって、ええな」
その言葉を、藍だけが確かに聞いていた。
***
夜が更け、皆が寝静まったあと。
Reluと藍はベランダに並んでいた。
「お前、最近、無理してないか」
藍の問いに、Reluは首を横に振る。
「……正直、しんどい。でも、今まででいちばん、生きてる気がする」
「そっか」
「藍は、変わらんな。ずっと、俺のこと、支えてくれる。嫌いにもならんし」
「嫌いになる理由がないからな」
Reluはしばらく黙っていたが、やがてぽつりと。
「……なあ、最後の曲ができたら、さ。ライブやってええ?」
「Relu……」
「歌いたいねん、俺の全部。みんなと一緒に。……もう、最後でもええ。けど、舞台の上で、ちゃんと終わりたい」
藍は真っ直ぐにその目を見て、言った。
「……だったら、俺が手伝う。お前の最期の音が、ちゃんと届くように」
Reluは、ぽつりと「ありがとう」とだけ言った。
夜風がふたりの間を優しく吹き抜けていく。
その風の音が、未来への希望のようにも聞こえた。
***
数日後。
Reluの新曲『Re:LIFE』のデモが完成した。
「これ、Reluの気持ち……全部入ってる気がする」
くにがそう言ったのに、こったろが付け加える。
「歌詞だけじゃなく、メロディ、展開、全部。Reluの人生そのものだよ」
「ゆさん、これ歌うと泣いちゃうかも……」
「ゆう、泣くなって。せっかくええ音作ったんやから」
Coe.は、少しだけうるんだ目をしながら言った。
「僕も、泣いちゃいそうだったよ。Relu、ありがとう。君の音が、僕らに“生きること”を教えてくれてる」
Reluは小さく笑った。
「ありがとう。ほんま、みんな……最高の仲間や」
“最後のライブ”は、すでに動き出していた。
この一行から始まったReluの物語は、終焉ではなく再構築のフェーズへと突入していた。
“すたぽら”の5人と藍は、Reluを中心に動き始めていた。
リビングの中心には、開かれたノートPCと、たくさんのメモ。
作詞用のノートには、Reluの直筆の言葉が並んでいる。
「“無様でも、意味があったって証明したい”。……自分、これが言いたいんや」
「……いいじゃん」
こったろが静かにうなずく。
「それ、歌詞のコアにできる。むしろ俺、もうそこにサビのメロディ浮かんでる」
ゆうがキラキラした瞳でReluを見つめる。
「Reluくん、ゆさんにも、その気持ちわけてほしいなあ……」
くにが肩をすくめる。
「なあ、真面目な話してるときに急にメルヘンなこと言うなよ」
「でも、真面目だからこそ“伝える力”って必要でしょ?」
Coe.が小さく笑いながらフォローする。
「うん、みんなの言葉、音、気持ち……全部がReluの世界を形にしていくんだよね。じゃあ、次の小節は……」
まるで一つの生命体のように、彼らの呼吸と感性が混ざっていく。
Reluの体調は決して良くはなかったが、その一音一語に込められる“生”は、誰よりも力強かった。
***
「……そろそろ休まな、あかんって」
Reluが言ったのは夜中の2時をまわった頃だった。
目の下には隈ができていて、声にも少し疲労が滲む。
「でも、まだ……!」
「ゆう」
藍が制した。
「Reluは、“ちゃんと生きてる”。無理をさせたら、それこそ逆だ」
Reluは、藍に軽く手を挙げてみせる。
「大丈夫や。明日もある。明日も音を作れる。それが、今の幸せや」
Coe.が、そっと頷く。
「じゃあ、今日のところはここまでにしよう。続きは明日、また」
Reluは椅子にもたれかかりながら、誰にも聞こえないような声で呟いた。
「……“明日”があるって、ええな」
その言葉を、藍だけが確かに聞いていた。
***
夜が更け、皆が寝静まったあと。
Reluと藍はベランダに並んでいた。
「お前、最近、無理してないか」
藍の問いに、Reluは首を横に振る。
「……正直、しんどい。でも、今まででいちばん、生きてる気がする」
「そっか」
「藍は、変わらんな。ずっと、俺のこと、支えてくれる。嫌いにもならんし」
「嫌いになる理由がないからな」
Reluはしばらく黙っていたが、やがてぽつりと。
「……なあ、最後の曲ができたら、さ。ライブやってええ?」
「Relu……」
「歌いたいねん、俺の全部。みんなと一緒に。……もう、最後でもええ。けど、舞台の上で、ちゃんと終わりたい」
藍は真っ直ぐにその目を見て、言った。
「……だったら、俺が手伝う。お前の最期の音が、ちゃんと届くように」
Reluは、ぽつりと「ありがとう」とだけ言った。
夜風がふたりの間を優しく吹き抜けていく。
その風の音が、未来への希望のようにも聞こえた。
***
数日後。
Reluの新曲『Re:LIFE』のデモが完成した。
「これ、Reluの気持ち……全部入ってる気がする」
くにがそう言ったのに、こったろが付け加える。
「歌詞だけじゃなく、メロディ、展開、全部。Reluの人生そのものだよ」
「ゆさん、これ歌うと泣いちゃうかも……」
「ゆう、泣くなって。せっかくええ音作ったんやから」
Coe.は、少しだけうるんだ目をしながら言った。
「僕も、泣いちゃいそうだったよ。Relu、ありがとう。君の音が、僕らに“生きること”を教えてくれてる」
Reluは小さく笑った。
「ありがとう。ほんま、みんな……最高の仲間や」
“最後のライブ”は、すでに動き出していた。
