美星華は夜徒の痕跡を追い、都内の廃工場へとたどり着く。
そこには、かつて藍が対峙した元夜徒の副総長──"鬼童丸（きどうまる）"が待っていた。

「よく来たな、美星華。あの時の借りを返しに来た」

鬼童丸は、夜徒の復活を目論む者たちをまとめ、再び裏社会に暗躍し始めていた。

「お前たちがやってるのは、ただの復讐の連鎖だ」
藍の声は冷たく響く。

「それでもいい。過去を捨てられない者だっているんだよ！」
鬼童丸の叫びとともに始まる乱戦。

しかし、美星華はかつてとは違う。
仲間とともにある今、個の力ではない“絆”が武器となる。

ゆうが守り、こったろが導き、Coe.とくにが支える。
Reluが隙を突き、藍が決める。

「これが今の“美星華”だ！」

鬼童丸は倒れ、夜徒の復活は阻止された。

だが、鬼童丸が最後に言い残した言葉が、藍の胸に引っかかる。

「……まだいるぞ。闇の中に、“あいつ”が」