恋愛メンタルマネジメント
「王子の台詞とは思えない」
「ふふ。本性はこっちだよ。僕は人並み以上にそんなことを考えているから。前に快をベッドで休ませたときも、隣で寝れば手を出す自信があったからソファーに逃げたんだ」
不安で泊まりたいとねだった夜のことだ。奇人を抱いて、もうこの身体には興味がないのかと思ったが、事実はどこまでも単純だった。
「今日、俺は元気です」
後ろがそろそろ耐えられなくなりそうだ。
「冥賀さんの気持ちが分かって心身ともに元気だから、どうか好きにしてください」
「ごめん。その言い方、興奮する」
ストレートに言って、すぐに彼が入ってくる。しつこく責められていたそこが難なく受け入れて、喜ぶように彼に絡みつく。
「動くよ」
頷けば揺すられて、恩田も彼に手を伸ばした。自分より少し高い体温が心地よくて縋れば、ふと笑われてしまう。
「白状するとね、快がちょっとぎこちない感じで僕の背中を抱きしめる仕種に興奮するんだ。なんだか、まだ男を知らない子どもを抱いているみたいで。ふふ。結構悪い男でしょう?」
「そんな……」
思わぬ告白に赤面した。王子が初めてではないが経験が多い方でもないから、指摘されれば恥ずかしい。だがそれもいいかと思える。これからずっと彼だけに染まっていけばいい。
「や……っ」
お喋りは終わりというように突き上げられた。突かれて揺すられて互いに吐き出す。そんな当たり前の快楽を想像する。だが何故か腰回りにいつもと違う感覚が走る。フィンドルで責められ続けた中が、別の生き物のようにジクジクして、背中に悪寒に似たものを連れてくる。似ているけれど、決して嫌な感覚ではない。
「冥賀さん、俺、なんか変」
「どんな風に?」
「気持ちいいのにいけないみたいな。でも気持ちよくて……、ん……っ」
ジクジクする部分をするように責められてジクジクが酷くなった。ジクジクがジンジンに変わっていく。いつもは身体の中心に向かっていく熱が、今日は後ろに集まっていく。
「……っ」
ぱたぱたと先走りが零れて自分の身体が制御できなくなった。
「冥賀さん、どうしよう、怖い」
素直に告げれば彼が右の手を取って指を絡める。
「大丈夫。気持ちよくなるだけだよ。やっぱり快は素質がある」
器用に片手で恩田の身体を支えて、腰の動きを速められる。そうされれば更に中のジンジンが酷くなって、吐き出せない欲の代わりに熱くなる。
「や……、ダメ……。なんか、おかしい。おかしいから」
「そのまま後ろで感じてみて」
「無理……。ダメ。あ……っ」
そこで中で渦巻いていたものが弾けた。確かに弾けたのに射精していない。それでも全身がビクビクと快楽を享受している。
「凄い締めつけ。快、ごめん、ちょっと我慢して」
自身の身体の状態を把握できない恩田に、王子が更に打ちつけてくる。一度達した筈なのに、身体は何故かまた快楽に向かっていって、その経験のない感覚に混乱する。
「快、いくよ。中に出すね。僕ので孕んで」
王子がそんな言い方をするのが意外だった。実際生でもないし、男同士で孕むこともできないが、そう言われて昂る自分がいる。王子は更に興奮したようで、激しく腰を打ちつけてくる。
「……っ」
一際強く突かれて、膜越しでも彼の熱が広がるのが分かった。脱力した彼が預けてくる身体に腕を回す。
「メスイキってやつだね。どう? 気持ちよかった?」
答えを告げられて頬に血が上った。吐き出すこともせずに達してしまった。まさか自分の身体でそんなことが起こるとは思わない。だが正直気持ちよかった。王子が与えてくれたと思えば嬉しい。
「冥賀さんって、思ったよりずっと好色ですよね」
「うん。ずっと快を抱きたいと思っているね」
爽やかな顔で言うのは反則だ。
「ねぇ、メスイキって射精がない分何度でも欲しくなるって言うけど、快はどう?」
「う……」
その通りだった。はしたないから言わないつもりだったが、身体に熱が燻ぶって、もう一度突いてほしいと思っている。
「じゃあ、期待に応えないと」
そう言って身体を持ち上げられて慌てる。
「えっと、冥賀さんは普通にいったんですから、しばらく時間を置かないと」
「ふふ。もう回復しみたい」
身体を寄せられて嘘ではないことを知って更に赤面した。六つも年上なのになんて元気だ。だがどうやら本気で恩田を欲しいと思ってくれていると知って、久しぶりの安堵と心地よさに包まれる。
「気持ちよさで泣かせてあげる。明日仕事に行けなくなったら、僕がコールのヘルプに入るから」
そんな不穏な台詞を聞きながら、果てのない快楽に落ちていくのだった。
「ふふ。本性はこっちだよ。僕は人並み以上にそんなことを考えているから。前に快をベッドで休ませたときも、隣で寝れば手を出す自信があったからソファーに逃げたんだ」
不安で泊まりたいとねだった夜のことだ。奇人を抱いて、もうこの身体には興味がないのかと思ったが、事実はどこまでも単純だった。
「今日、俺は元気です」
後ろがそろそろ耐えられなくなりそうだ。
「冥賀さんの気持ちが分かって心身ともに元気だから、どうか好きにしてください」
「ごめん。その言い方、興奮する」
ストレートに言って、すぐに彼が入ってくる。しつこく責められていたそこが難なく受け入れて、喜ぶように彼に絡みつく。
「動くよ」
頷けば揺すられて、恩田も彼に手を伸ばした。自分より少し高い体温が心地よくて縋れば、ふと笑われてしまう。
「白状するとね、快がちょっとぎこちない感じで僕の背中を抱きしめる仕種に興奮するんだ。なんだか、まだ男を知らない子どもを抱いているみたいで。ふふ。結構悪い男でしょう?」
「そんな……」
思わぬ告白に赤面した。王子が初めてではないが経験が多い方でもないから、指摘されれば恥ずかしい。だがそれもいいかと思える。これからずっと彼だけに染まっていけばいい。
「や……っ」
お喋りは終わりというように突き上げられた。突かれて揺すられて互いに吐き出す。そんな当たり前の快楽を想像する。だが何故か腰回りにいつもと違う感覚が走る。フィンドルで責められ続けた中が、別の生き物のようにジクジクして、背中に悪寒に似たものを連れてくる。似ているけれど、決して嫌な感覚ではない。
「冥賀さん、俺、なんか変」
「どんな風に?」
「気持ちいいのにいけないみたいな。でも気持ちよくて……、ん……っ」
ジクジクする部分をするように責められてジクジクが酷くなった。ジクジクがジンジンに変わっていく。いつもは身体の中心に向かっていく熱が、今日は後ろに集まっていく。
「……っ」
ぱたぱたと先走りが零れて自分の身体が制御できなくなった。
「冥賀さん、どうしよう、怖い」
素直に告げれば彼が右の手を取って指を絡める。
「大丈夫。気持ちよくなるだけだよ。やっぱり快は素質がある」
器用に片手で恩田の身体を支えて、腰の動きを速められる。そうされれば更に中のジンジンが酷くなって、吐き出せない欲の代わりに熱くなる。
「や……、ダメ……。なんか、おかしい。おかしいから」
「そのまま後ろで感じてみて」
「無理……。ダメ。あ……っ」
そこで中で渦巻いていたものが弾けた。確かに弾けたのに射精していない。それでも全身がビクビクと快楽を享受している。
「凄い締めつけ。快、ごめん、ちょっと我慢して」
自身の身体の状態を把握できない恩田に、王子が更に打ちつけてくる。一度達した筈なのに、身体は何故かまた快楽に向かっていって、その経験のない感覚に混乱する。
「快、いくよ。中に出すね。僕ので孕んで」
王子がそんな言い方をするのが意外だった。実際生でもないし、男同士で孕むこともできないが、そう言われて昂る自分がいる。王子は更に興奮したようで、激しく腰を打ちつけてくる。
「……っ」
一際強く突かれて、膜越しでも彼の熱が広がるのが分かった。脱力した彼が預けてくる身体に腕を回す。
「メスイキってやつだね。どう? 気持ちよかった?」
答えを告げられて頬に血が上った。吐き出すこともせずに達してしまった。まさか自分の身体でそんなことが起こるとは思わない。だが正直気持ちよかった。王子が与えてくれたと思えば嬉しい。
「冥賀さんって、思ったよりずっと好色ですよね」
「うん。ずっと快を抱きたいと思っているね」
爽やかな顔で言うのは反則だ。
「ねぇ、メスイキって射精がない分何度でも欲しくなるって言うけど、快はどう?」
「う……」
その通りだった。はしたないから言わないつもりだったが、身体に熱が燻ぶって、もう一度突いてほしいと思っている。
「じゃあ、期待に応えないと」
そう言って身体を持ち上げられて慌てる。
「えっと、冥賀さんは普通にいったんですから、しばらく時間を置かないと」
「ふふ。もう回復しみたい」
身体を寄せられて嘘ではないことを知って更に赤面した。六つも年上なのになんて元気だ。だがどうやら本気で恩田を欲しいと思ってくれていると知って、久しぶりの安堵と心地よさに包まれる。
「気持ちよさで泣かせてあげる。明日仕事に行けなくなったら、僕がコールのヘルプに入るから」
そんな不穏な台詞を聞きながら、果てのない快楽に落ちていくのだった。