本気の恋は占術不能
「海堂さん、もう……」
彼も余裕をなくしていくのが分かって、堪らずねだった。
「うん。ごめん。本当はもっと焦らしたかったんだけど」
妖しく微笑まれて、また体温が上がる。この身体に興奮してくれる。そのことが神崎自身も昂らせていく。
「無理していない?」
「平気です。早く海堂さんに来てほしい」
言葉に煽られたように、彼が手早く自身の準備を整えて押し当ててくる。
「辛かったら言って。すぐやめるから」
そう言って彼が入ってきた。一度に半分押し入られて、望んでいたのに思わず身体を強張らせてしまう。
「辛い?」
「大丈夫。全部来てください……っ」
更にねだればもう我慢が利かないというように全てを収められた。圧迫感に息をすることすら忘れてしまう。
「息をして、秀。そう、力が抜けてきた」
自分も辛いだろうに、海堂が神崎の背中を擦って緊張を和らげてくれる。そうされれば初めの衝撃も落ち着いて、受け入れたものを感じて昂ってしまう。
「ごめん、ちょっと限界。動くよ」
見動げばその些細な動きが彼を煽ってしまったらしい。彼が腰を使い始める。中を擦られる感覚に翻弄されることしかできずにいた神崎も、前を擦ってくれる彼の手に、また快感を呼び起こされていく。
「秀」
呼ばれて視線を遣れば、真上にある彼の顔がうっすらと上気していた。夢中になっている。この身体で彼もよくなってくれている。それを感じて神崎もまた熱くなる。
「ごめん。もう限界かな」
そう言って腰を打ちつける彼が満足できるように、ぎゅっとその背に縋った。
「好きだよ、秀」
その声に色気を感じて、神崎の中心も限界まで張り詰める。
「秀、いくよ。中に……っ」
「海堂さん……」
彼らしくない切羽詰まった声を聞いた途端、その動きが止まった。薄い膜越しに弾けるのを感じて、ほぼ同時に神崎も吐き出してしまう。その心地よさに全身を震わされて、神崎の上にいるままの彼を抱きしめてしまう。
「……好き。もっと早く言えばよかった」
少し落ち着いて神崎の隣に横になった彼が満足げに言った。額に張りついた髪を除けてくれて、そこにキスをくれる。ああ、なんだか恋人みたいだ。そう思って、少し遅れてみたいではなく恋人なのだと気づいて戸惑ってしまう。もったいないほど幸せだが、その幸せに慣れるのには時間が掛かりそうだ。
「好きでいてくれたことを知らないでいた時間がもったいなかったって思う。だからこれからはなんでも話して。僕もちゃんと話すから」
言われて彼の腕に身体を寄せる。
「はい」
一人で抱えているだけでは行き場をなくすだけの想いがあると知った。その想いが、あらぬ方向に拗れて大きな問題を起こすことがある。だから不安も不満も全部話していこう。そんなものはないかもしれないけれど。
「僕が好きなのは秀だから。他に好きな人はいないよ」
神崎が長く抱えてきた想いを消し去るように、彼が駄目押しの言葉とキスをくれる。
「信じてくれる?」
「はい」
擽ったくて、幸せで、精一杯の恋人らしさで彼の腕を掴んでみる。その拙さにふっと笑った彼が、肩から腕を回して抱きしめてくれた。
彼も余裕をなくしていくのが分かって、堪らずねだった。
「うん。ごめん。本当はもっと焦らしたかったんだけど」
妖しく微笑まれて、また体温が上がる。この身体に興奮してくれる。そのことが神崎自身も昂らせていく。
「無理していない?」
「平気です。早く海堂さんに来てほしい」
言葉に煽られたように、彼が手早く自身の準備を整えて押し当ててくる。
「辛かったら言って。すぐやめるから」
そう言って彼が入ってきた。一度に半分押し入られて、望んでいたのに思わず身体を強張らせてしまう。
「辛い?」
「大丈夫。全部来てください……っ」
更にねだればもう我慢が利かないというように全てを収められた。圧迫感に息をすることすら忘れてしまう。
「息をして、秀。そう、力が抜けてきた」
自分も辛いだろうに、海堂が神崎の背中を擦って緊張を和らげてくれる。そうされれば初めの衝撃も落ち着いて、受け入れたものを感じて昂ってしまう。
「ごめん、ちょっと限界。動くよ」
見動げばその些細な動きが彼を煽ってしまったらしい。彼が腰を使い始める。中を擦られる感覚に翻弄されることしかできずにいた神崎も、前を擦ってくれる彼の手に、また快感を呼び起こされていく。
「秀」
呼ばれて視線を遣れば、真上にある彼の顔がうっすらと上気していた。夢中になっている。この身体で彼もよくなってくれている。それを感じて神崎もまた熱くなる。
「ごめん。もう限界かな」
そう言って腰を打ちつける彼が満足できるように、ぎゅっとその背に縋った。
「好きだよ、秀」
その声に色気を感じて、神崎の中心も限界まで張り詰める。
「秀、いくよ。中に……っ」
「海堂さん……」
彼らしくない切羽詰まった声を聞いた途端、その動きが止まった。薄い膜越しに弾けるのを感じて、ほぼ同時に神崎も吐き出してしまう。その心地よさに全身を震わされて、神崎の上にいるままの彼を抱きしめてしまう。
「……好き。もっと早く言えばよかった」
少し落ち着いて神崎の隣に横になった彼が満足げに言った。額に張りついた髪を除けてくれて、そこにキスをくれる。ああ、なんだか恋人みたいだ。そう思って、少し遅れてみたいではなく恋人なのだと気づいて戸惑ってしまう。もったいないほど幸せだが、その幸せに慣れるのには時間が掛かりそうだ。
「好きでいてくれたことを知らないでいた時間がもったいなかったって思う。だからこれからはなんでも話して。僕もちゃんと話すから」
言われて彼の腕に身体を寄せる。
「はい」
一人で抱えているだけでは行き場をなくすだけの想いがあると知った。その想いが、あらぬ方向に拗れて大きな問題を起こすことがある。だから不安も不満も全部話していこう。そんなものはないかもしれないけれど。
「僕が好きなのは秀だから。他に好きな人はいないよ」
神崎が長く抱えてきた想いを消し去るように、彼が駄目押しの言葉とキスをくれる。
「信じてくれる?」
「はい」
擽ったくて、幸せで、精一杯の恋人らしさで彼の腕を掴んでみる。その拙さにふっと笑った彼が、肩から腕を回して抱きしめてくれた。