羽衣さん、春島【初春】
チェンジ
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「まさか、裏カジノゥまで知っていたとはな!おら、遠慮なく食え!食え!!うめぇぞ!カババババ!!!」
『カバ?』
酔っているのか上機嫌にローの肩を叩きながら、この島名産のサクーラダイを型どった“サクーラタイ焼き”をツマミに豪快に酒を飲む
ローも出された鯛焼きを腹から頬張り、タヌキもその隣で渡された鯛焼きを背中から口いっぱいに頬張った
うまい
「死のゥ外科医に八尾だな
イロンナ噂、聞いてるぜ!カババババ!」
散らかった床にある新聞の一面はローとタヌキだ
「なら話しが早いな」
「まあ…それと協力ゥするかは別だがな、小僧ゥ!」
「なに?」
裏町を仕切るセイウチ親分の情報に間違いはないはずだ
持ちかければ乗ってくると思ったが、一筋縄ではいかなそうだ
さて、どうしたものか
「………」
『“チェンジングチェリー”』
「!!!嬢ちゃん、どこでその名前をッ!?」
『大切なものなんでしょ?
私たちと協力した方が早く取り戻せると思うけど』
さっき入る前に聞こえた
ぽそりとローにだけ聞こえるように言う
やはりタヌキを連れてきて正解だった
「で、どうする?」
「そうさ…別に俺はお前らが来なくたってあのカジノゥに乗り込むゥつもりだった…」
ドンッとテーブルにグラスをおく
煮え切らない怒りで置いたグラスもテーブルまで壊れてしまった
「俺はなにも間違っちゃいねぇッ!!!
なのにここにいるのは俺で、アイツは“チェンジングチェリー”の上で笑ってやがる!!」
「わわ!!お、親分!落ち着いてください」
「おぉ…アデリー隊長ゥ、すまんな」
アデリー隊長を筆頭に大勢のペンギンが散らかったグラスやテーブルを片付ける
「いいぜ、小僧ゥ!
俺、博打で穴馬が大好きなんだ!
この勝負ゥ、俺はお前らにかけるぜ!!!カバババババババ!!!!」