Love is …
change name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
たぬきがいたのは、マーレたち時空管理局の保有する建物の中だった
実は代々引き継ぐこの世界の現地局員だと教えてくれたマーレは、任務報告だと別の部屋へと出て行ってしまった
アンジェロは入り口近くの椅子に座った
まだ不安が残るたぬきは、無意識のうちにツナを伺った
ツナは安心させるようにニコリと笑い頷き、たぬきの寝ているベットへと近づき手を取った
包み込みように握られたツナのでは暖かかった
「たぬきさん、貴女に話さなければならないことがあります」
そして、一方局長と呼ばれた女性がたぬきのベットに近づいた
たぬきは不安そうにツナの手を握り返した
「…今、貴女に話すのは、時空管理局局長としてではありません
アサヒの妹、ユウヒとしてです」
『!』
「お姉さん…?」
急な告白にたぬきもツナも驚いた
ただアンジェロだけが、ユウヒと名乗った女性を真っ直ぐ見ていた
「姉は若くして長の座についた
それほど、優秀だった
ずっと私の憧れだった
しかしそれを恨む奴もいた」
たぬきの目を見る目は優しい
「席を外そうか」
「いいえ、貴方にも聞いて欲しいのです…ボンゴレ」
気を使ったツナが席を外そうとするのを、力強い声で制する
たぬきもまたツナがどこかへいかないよう握られた手を離れないように握り返していた
すがるようなたぬきの目に、ツナはいつも通り優しく笑い、安心してというようにたぬきの手を2度撫でた
「姉さんはこの世界で難しい長期任務に1人で就くことになりました
そして、ぼろぼろになった姉さんを助けてくれたのがボンゴレ一世だったのです」
「ボンゴレ一世が?」
たぬきの隣にいたツナが驚いたように大きな瞳をさらに開かせる
ツナがボンゴレのボスであることはたぬきも知っている
ツナが十代目であることを思い出した
それはずいぶんと昔の話のように聞こえるが、時空管理局と言う人たちは時間の流れが違うのだろう
「通常、我々は姿がバレてしまった相手を迅速に捕らえます
しかし、そこに大きな誤算がうまれました…姉さんは彼を愛してしまった」