LGBT向けスマホゲーム『東京放課後サモナーズ』を題材に、オリジナルギルド『久世フラクタルズ』を巡る物語を書いていきます。本家のメインストーリーがあまりにも感情を揺さぶるので、まだ9章から先を履修できておりませんが、なるべく本家の世界観に沿って進めてまいります。

視点が変わればものの見え方も変わる……ということでこの本棚には、各種メディアを通して語られるアイドルとしての｢フラクタルズ｣と、彼らが結成したギルドとしての｢九世フラクタルズ｣の二つの側面が綴られます。
また時折、メンバーの誰かが持ついつかの｢記憶｣が形となってこぼれ落ちることがあるようです。それは今この場所だったり、また遠いいつかの話だったり様々。彼らの記憶を追体験しながら、その内面にも深く目を向けてみてください。

余談ですが、｢転光生｣はそれぞれの過去の記憶や因果に加え、遠い世界の｢似て非なる誰か｣の在り方を重ねられることがあります。彼らの姿形や言動に親しみを覚えたなら、それも｢縁｣のひとつです。