綺麗好きランキング
9位
【ペレス】
集めすぎる男ナンバーワン。ポスター、フィギュアに抱き枕、マンガにDVDにゲーム機がところ狭しと犇めき合うTHE・ヲタク部屋。最近は自分が声優として関わったアニメや、メンバーが出演した映画のグッズも集めだし、本格的に足の踏み場がなくなってきている。本人的には散らかしているつもりはなく、どこに何があるか自分で把握しているため「整理はされていないが整頓されている」という理論。あまりにも物が増え過ぎると、「神器」を活用していくつかの物品をコインに変換・保持することでいつでも「買い戻せる」ようにし、コレクションを減らすことなくスペースを確保している。
8位
【スリーピー・ダグ】
片付けられない男ナンバーワン。そもそも「片付け」の概念がなかったため脱いだ服や使ったものをその場に放置する癖があり、当初の自室はペレスに勝るとも劣らない散らかり具合を誇っていた。ペイヴァルアスプの従者として掃除洗濯に邁進し、定期的に従者コースの先輩にチェックされることで意識も変わってきたが、ベッド周りだけはなかなか片付けられず毛布や衣服が積み重なっている。どうやら布の山に潜って寝るのが好きなようだ。故郷において、獲物から剥いだ毛皮や衣類を巣穴に敷き詰めて厳しい冬を乗り越えていた名残りだとか。
7位
【ヴルトゥーム】
怠惰な男ナンバーワン。日曜日のお父さん的な感じでオフの日はひたすらゴロゴロしている。ゲームをするにせよ映画鑑賞するにせよ、手の届く範囲になんでも集めてしまうため、部屋の中央付近が輪っか状に散らかるのが特徴。あらゆるものが同心円上に並べられた魔法陣まがいの光景を見て、トピェレツからは「何を呼び出す気だ」とツッコミが入った。そのまま食事もだらだら取ってしまうのが災いし、菓子やパンなどの袋が半分ほど減って保存されていることが多い。賞味期限がきちんと管理されているかは……邪神のみぞ知る。
6位
【ピーフェート】
捨てられない男ナンバーワン。東京に来てから出会った人やモノとの「縁」を大事にするあまり、どんなものにも愛着を感じてしまって手放せない。自分で整理しようとしても、いちいち思い出がよみがえって手が止まり、片付けを完遂できた試しがない。モノを手放す=捨てることだと思い込み躊躇っていたが、ペレスにフリマアプリの存在を教わったことで思い入れのある品物を他者に引継ぎ、新たに縁を作れることを知って喜んだ。それ以降は少しずつモノを減らし、最近覚えた概念「丁寧な暮らし」を目指して家具や道具にこだわっている。
5位
【ペイヴァルアスプ】
面積を食う男ナンバーワン。とにかく生活に必要なスペースが広く、衣裳部屋も必要とするため寮の角部屋を宛がわれている。六本木の支配者寮は「故郷と同程度の暮らしを再現する」ことに重点が置かれているため、王族である彼にもかつての生活空間を模した部屋が与えられているのだが……その端々には若干の違和感を禁じえない。ドアから玉座、玉座から従者の席までがやけに遠い居間。通常の二倍ほど大きい造りのベッド。それは彼にとって他者と自身を「蛇」に傷つけさせないための距離であり、それ自体が彼に消せない過去を突きつける軛である。……己が実に73万の命を喰らった、疎まれるべき巨悪であることを。
4位
【コタンダイオウ】
ギャップのある男ナンバーワン。無骨な見た目と硬派な振る舞いとは裏腹に、寮の部屋にはぬいぐるみや指人形の置かれたスペースがある。その横にはもちろんダンベル置き場や腹筋ベンチ等があり、温度差が凄まじいことになっている。冷蔵庫の中もスイーツ軍とプロテイン軍が一進一退の攻防を繰り広げており、何も知らずにこの部屋を覗いたものは男女が同棲していると勘違いするとか。基本的に物を散らかすことはなく清潔も保たれているのだが、ぬいぐるみが常に飾られているのとトレーニング機器が設置されているのとで床面積は狭め。
3位
【アブディエル】
模範的な男ナンバーワン。言わずと知れた真面目さで整理整頓もそつなくこなし、在庫管理や断捨離を駆使して玄関から冷蔵庫の中まできっちり整っている。自身の羽根が抜けやすいとして小まめに掃除もしており、一人暮らしの男の部屋としては文句なしの状態である。他のメンバーの部屋に出かけた際にも片付けを手伝うなど、とことん模範生を貫いてくれる。……しかしこの男、ふとした瞬間のドジっぷりがすごい。外出すれば玄関に定期を置き忘れたり、洗濯すれば靴下をひとつ干し忘れたり、料理をすれば仕上げのパセリを乗せ忘れたり。完璧超人よりも珠にキズくらいがいいという世論を分かっているのだとすれば……恐ろしいあざと天使である。
2位
【ブランカ】
やればデキる子ナンバーワン。一年休学していた関係で19歳を迎えた今でも高校生であり寮暮らしだが、入学当初からモノを集めるよりも質にこだわるタイプで、生活を豊かにするアイテムの探求に力を注いできた。特にベッドへのこだわりが強く、あちこちの家具屋を巡り高級マットレスと羽毛布団を購入するなど、QOLを高めることに投資したいという大人な思想を持つ。末っ子ゆえ八人の兄からお下がりやプレゼントをもらうことも多く、「家族」みんなで作り上げた今の生活空間にただならぬ充足を感じているようだ。ハイセンスな家具に幼さを残した装飾が合わさり、部屋全体の印象がスマートでありキュート。その絶妙なバランス感覚で、最年少にして見事2位に輝いた。
1位
【トピェレツ】
ミニマリストナンバーワン。いつ来ても引っ越し初日かと思うほど物が少なく、家具も最低限しか置いていない。ミーハーで様々な美容グッズを試してはみたが、手元に置き続けているものは意外になく、それらも収納してしまうと生活感がほとんどない簡素な部屋になってしまった。居心地のよいセーフハウスに寝泊まりすることが多いほか、暇さえあれば同じ神宿生であるヴルトゥームの部屋や、「幼馴染」ペイヴァルアスプの部屋を訪ねているため、そもそもあまり帰宅していない。結果的には最も「片付いた」部屋に住んでいるのだが、果たしてこのランキングが正しいのかは疑問が残るところである。
1/1ページ