【ピーフェート】
｢悪霊（ピー）｣｢二つの（フェート）｣の名を持つ、タイの精霊信仰（アミニズム）から生じた存在。ピーとは｢超常存在｣を指す言葉であり、自然の中に棲む精霊、死人が転じる幽霊、祖先の霊から異変を起こす妖怪など様々なものを表す。また、人々の生活を脅かす縁起の悪いものもピーとみなす事があり、年功序列が尊ばれるタイではその昔、双子はその秩序を乱す存在として忌避する風潮があった。

【クマントーン】
タイに伝わる護符で｢黄金の男児｣の意味を持つ。もとは胎児の遺体や遺灰を用い、金箔で飾って作られる呪具のひとつ。災いを遠ざけ幸運をもたらすとして現在でも赤子を模した金色のお守りが作られる。
『クンチャーン・クンペーン物語』の中では胎児を加工して作った護符から使い魔（ピー）が現れ戦う描写があり、それは強力な神通力を持ち人語を解するという。また地域によってはピーを占いに用いることもあり、日本のコックリさんのように、文字盤の上にピーを呼び出して予言を受け取ることができる。

【相愛双慕】
｢哀哀父母（あいあいふぼ）｣
自分を生み育てた父母を慕いながらも、その恩に報いることができなかったことを嘆き悲しむ言葉。命をかけて子を産み、苦労を重ね育ててくれた両親の死を悼む語でもある。

【メーテーン・ナー・ポーテーン】
｢母よ、父よ｣の意。｢ナー｣はタイ語で｢ねえ｣と呼びかける語である。
人がこの世に生まれる時、天上に棲む母神メーテーンと父神ポーテーンが人の形を象り、下界へ降ろしているのだという。この間に父母神を困らせ、尻を叩かれ叱られた者は、臀部にアザを持って生まれてくる。これが赤子に蒙古斑がある理由とされる。アザのない子供はテーンらを煩わせることなく気に入られた｢良い子｣であり、すぐに天上へと召し上げられて早逝する。

【転光日】
夏。アブディエルより遅く、スリーピー・ダグより早い。

【フラクタルズ加入日】
コタンダイオウに連れられ、スリーピー・ダグと同日に加入した。少し間が空いての加入であったため、この2人を新メンバーと紹介するメディアもある。