【トピェレツ】
ポーランドの水の精。ロシアでもヴォジャノーイという同様の存在が語り継がれている。名前の語源は｢溺れさせる｣という意味の｢トピチ｣から。男性であり、水妖ルサールカの夫とされる。容姿については諸説あるが、多くは髭の生えたカエルのようだという。
水門や水車の近くに住み、水晶でできた宮殿で暮らしている。夜になると活動しだし、水流を制御しようとする水門・水車を破壊する。人間の隙をついて水中へ引きずり込もうとし、引きずり込まれた人間は彼らの奴隷になってしまう。一方で嵐の日には漁師や水夫を助けることもあり、かつては豊漁をもたらす存在として崇められていた。

【ルサールカ】
スラヴ神話の水の精であり、ヴォジャノーイの番（つがい）。精霊というより幽霊のような存在で、水の事故で死んだ女性、洗礼を受ける前に死んだ赤ん坊などが転じると言われている。ヴォジャノーイと同じく豊穣を司る存在として崇められることも。美貌と美しい歌声で人を誘い、水の中へ引きずり込んだり、突き落としたりする。

【オフィーリア】
シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の登場人物。デンマークの若い貴婦人で、主人公ハムレットを巡る動乱に心身をすり減らし、最後には川で溺れ死んでしまう。狂気に陥り、｢自分の不幸が分からぬ様子で｣｢まるで水の妖精のように｣命を落とした一部始終が語られる場面は、｢この世で最も詩的に描かれた死｣と名高い。またそれを描いた絵画『オフィーリア』も、美女の死のシーンを妖艶に表現した作品として有名である。

【潜水作兵】
｢煎水作氷（せんすいさくひょう）｣
氷を作ろうとして水を煮るさまから、絶対に不可能なこと。または、見当違いなやり方では、目的を果たすことは出来ないということ。

【レスコトゥーハ・チェルトヴカ】
｢くすぐるもの（レスコトゥーハ）｣、｢冗談女（チェルトヴカ）｣。いずれも水の精ルサールカの別名。

【転光日】
秋。ペレスより遅く、ペイヴァルアスプと同じ日に転光した。

【フラクタルズ加入日】
ブランカのスカウトにより、ヴルトゥームの次に加入。後に親友ペイヴァルアスプがやって来て気を良くし、後輩のコタンダイオウに大きい顔をしていた時期も。