第一章 問いかけ
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とにかく、悩んでいてもしかたない。
ここがどこだか知らないけど…何とかしなきゃ。
またタイムトリップしちゃったとして…以前のことを思い出して、あの時はなんて幸運だったんだろうと思った。
あの時は、昼間で、以蔵に声をかけられて、龍馬さんたちに拾ってもらえて…。
今は夜だ。
ここがどこか、見ることすらできない。
周囲が真っ暗で何も見えないので、私は両手を床について、手探りで四つん這いのまま周囲を探ろうとした。
そして、そのことに気づいた。
私の手…ぼんやりと白く光ってる。
で…私の手の向こうに…床が透けて見えるっ…。
「ひええええ~!」
何これ?
手が透けてる…ってことは?
私、幽霊?
し…死んだってこと?
そんな…はず…ないよね?
だって…死ぬようなこと…してない。
「うー…ない、ないない」
思わずうなった時。
私のすぐ背後で、フン、と鼻先でバカにしたように笑う声が聞こえた。
「えっ?!」
ドキッとして、振り返る。もしかして…?
声のした方の暗闇に、目をこらす。
最初はわかんなかったけど、やがて目が慣れて、ぼんやり見えてきた。
すぐそばの、大きな柱の下に、着物姿の男の子が座っていた。
「お前、人間の言葉の使い方も知らないのか」
とその子は言った。
ここがどこだか知らないけど…何とかしなきゃ。
またタイムトリップしちゃったとして…以前のことを思い出して、あの時はなんて幸運だったんだろうと思った。
あの時は、昼間で、以蔵に声をかけられて、龍馬さんたちに拾ってもらえて…。
今は夜だ。
ここがどこか、見ることすらできない。
周囲が真っ暗で何も見えないので、私は両手を床について、手探りで四つん這いのまま周囲を探ろうとした。
そして、そのことに気づいた。
私の手…ぼんやりと白く光ってる。
で…私の手の向こうに…床が透けて見えるっ…。
「ひええええ~!」
何これ?
手が透けてる…ってことは?
私、幽霊?
し…死んだってこと?
そんな…はず…ないよね?
だって…死ぬようなこと…してない。
「うー…ない、ないない」
思わずうなった時。
私のすぐ背後で、フン、と鼻先でバカにしたように笑う声が聞こえた。
「えっ?!」
ドキッとして、振り返る。もしかして…?
声のした方の暗闇に、目をこらす。
最初はわかんなかったけど、やがて目が慣れて、ぼんやり見えてきた。
すぐそばの、大きな柱の下に、着物姿の男の子が座っていた。
「お前、人間の言葉の使い方も知らないのか」
とその子は言った。