その二 薩摩藩邸二日目
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それでも、まあ、身支度はまともに済んだんだけど…。
そこで、カルチャーショック、第2弾。
部屋に朝ごはんが私の分だけ、一膳、運ばれてきたのだ。
で、係の女中さんが、にこにこと傍に控えて、見ている。
食べろ、って、ことらしいけど…。
「あの…ひとりで…食べるんですか?」
と女中さんに聞いたら、不思議そうな顔をされた。
私は、どっか食堂のような場所に集まって、みんなでわいわい楽しく食べるのかなと思っていたんだけど。
そういう場所もあるけれど、それは若い平藩士たち…つまり男性だけとか、使用人とかの場所らしい。
なんか、格式がどうたらで、私のような立場の娘は、奥の座敷でひとりで食べて当然みたいなことを言われたけど、よくわかんなかった。
もし、寺田屋とか長州藩邸に行ってたら、どうなってたのかなあ…。
きっと、誰かひとりくらい一緒には食べてくれたよね。
少なくとも、女中さんたちに見られながら、ひとりでごはんって…ありえない気がする。
そういや、大久保さんはどうしてるのって聞いてみたら、いつも、明け六つ…えーと、夜明けぐらいから仕事してるから、今頃声かけても遅いだろって言われた。
なんか、いつも朝ごはんは、せいぜい握り飯を部屋に運ばせる程度で、ほとんど食べないらしい。
…どういう人なんだ?
そこで、カルチャーショック、第2弾。
部屋に朝ごはんが私の分だけ、一膳、運ばれてきたのだ。
で、係の女中さんが、にこにこと傍に控えて、見ている。
食べろ、って、ことらしいけど…。
「あの…ひとりで…食べるんですか?」
と女中さんに聞いたら、不思議そうな顔をされた。
私は、どっか食堂のような場所に集まって、みんなでわいわい楽しく食べるのかなと思っていたんだけど。
そういう場所もあるけれど、それは若い平藩士たち…つまり男性だけとか、使用人とかの場所らしい。
なんか、格式がどうたらで、私のような立場の娘は、奥の座敷でひとりで食べて当然みたいなことを言われたけど、よくわかんなかった。
もし、寺田屋とか長州藩邸に行ってたら、どうなってたのかなあ…。
きっと、誰かひとりくらい一緒には食べてくれたよね。
少なくとも、女中さんたちに見られながら、ひとりでごはんって…ありえない気がする。
そういや、大久保さんはどうしてるのって聞いてみたら、いつも、明け六つ…えーと、夜明けぐらいから仕事してるから、今頃声かけても遅いだろって言われた。
なんか、いつも朝ごはんは、せいぜい握り飯を部屋に運ばせる程度で、ほとんど食べないらしい。
…どういう人なんだ?